気になるフローリングの傷を
DIYで補修する方法
家具を引きずったり、物を落としたりしてできてしまったフローリングの傷は、小さいものでも目立ちます。ここでは傷の種類を3つに分けて、それぞれに適した補修材と作業のポイントをわかりやすく解説します。
このコンテンツでわかること
- フローリングの傷を放置するリスク
- 傷の3種類(引っかき・えぐれ・へこみ)の違い
- 傷の種類に合った補修材の選び方
- クレヨンタイプの使い方と仕上げのコツ
- リペアスティックの充填・調色の手順
- 木目ペンで自然な仕上げをする方法
こんな方におすすめ
- フローリングの細かい傷が気になっている方
- DIY補修が初めての方
- 業者に頼まずに自分で直したい方
- ペットや家具で床に傷がつきやすい方
- 引っ越し前に傷を目立たなくしたい方
- 補修材をどれにすべきか迷っている方
フローリングの傷は放っておいても大丈夫?
フローリングの傷は、木目や塗装が消えて下地が見えてしまうと、細い線状の傷でもとても目立ちます。新築間もない家であればなおさらのことで、目に入るたびに気になるような傷は早めに補修して気持ちよく過ごしたいものです。
安心・安全のためにも早期補修を
傷によっては縁が荒れていて、そこからはがれが広がったり、足をケガしたりする可能性があります。美観のためだけでなく、安心・安全のためにも早い補修をおすすめします。
床につく傷の種類と補修方法
引っかき傷の補修方法
細くて浅い線状の傷 / クレヨンタイプで対応
引っかき傷は、砂や小石を足で踏んで引きずったり、家具の移動やペットの爪などで発生します。細くて浅い傷なので、専用のクレヨンタイプの補修材を使えば初めてでも比較的簡単に補修できます。
用意するもの
- フローリング補修クレヨン(複数色セット)
- 木目ペン
- ヘラ(スクレーパー)
- 乾いた布
床の色に合うクレヨンを複数色選びます。地の色と木目の色の差が小さければ1色でも補修できますが、複数色を使うとより自然な仕上がりになります。
クレヨンは傷に対して直角に動かして擦り込みます。木目にかかる部分は木目に近い濃い色を使い、その他の部分は床の色の濃淡に合わせた色を選びます。
傷のへこみが残らないよう、クレヨンをしっかり擦り込んだら、ヘラを使ってはみ出した余分なクレヨンを削り取ります。
周囲の汚れを布で拭き取り、必要に応じて付属の木目ペンで木目を描きます。流れに沿って点線を描いてから指で擦ると自然な感じになって馴染みます。
えぐれ傷の補修方法
塗装が消えるほど削れた深い傷 / リペアキットで対応
えぐれ傷は、重いものを落としたり、鋭利な工具をあてたりして塗装が消えるほど削れた傷です。縁がささくれ立っていてケガの原因になることもあるため、早めに補修しましょう。固くて耐久性のある樹脂製のリペアスティックを使います。
用意するもの
- リペアキット(ホットナイフ・スクレーパー付き)
- リペアスティック(複数色)
- 木目ペン
- スチールウール
- カッター・サンドペーパー(必要に応じて)
最初に傷の角をつぶして丸くします。鉛筆や歯ブラシの尻などを使って強く押さえましょう。床材が固い場合はカッターで削り、サンドペーパーで滑らかにします。
ホットナイフのコテ先が熱くなったら、リペアスティックを溶かしてえぐれ傷の中に充填します。薄い色から始め、ようすを見ながら少しずつ色を足して周囲の色に近づけます。
スクレーパーのギザギザ面ではみ出した樹脂をざっと削り、さらに先端で床面と高さを合わせます。スチールウールで軽く擦ってツヤを消し、不自然なテカリを取ります。
木目ペンで木目を描きます。切れた木目をつなぐように点線を描いてから、指の腹で擦ると自然な流れを描けます。
へこみ傷の補修方法
表面が沈んでできた傷 / 透明リペアスティックが便利
へこみ傷は物を落としたりイスを倒した際に床の表面が沈んでできる傷です。表面の塗装が残っているためへこみを埋めて平らにするだけで目立たなくなります。透明色のリペアスティックが入手できる場合は色調整が不要で簡単です。
用意するもの
- リペアキット(ホットナイフ・スクレーパー付き)
- リペアスティック(透明色 または 補修箇所の色に合う2色)
へこみの縁が角張っている場合は、鉛筆や歯ブラシの柄尻などで押さえて丸めます。
補修の手順はえぐれ傷と同じです。カラースティックを使う場合は、しっかり混ぜすぎないで少し色ムラが残っているくらいのほうが木目と馴染む仕上がりになります。
フローリング補修のポイント
床は日常的に人や物が接しているところで、生活していれば傷ができるのは避けられません。DIYでも丁寧に作業することは大切ですが、周囲と見分けがつかないくらいに復元するような完璧な補修を目指すと、手間も時間もかかって大変です。
「離れて見て気にならない」を目標に
床は立って見ることがほとんど。顔を近づけて1か所をしげしげと眺めることはありません。離れたところから見て気にならない程度に補修できれば、仕上がりは上々と思うくらいがよいでしょう。気になる傷があったら、手間を掛けずにさっと直す。DIYのフローリング補修は、気楽なスタンスで続けましょう。
まとめ
フローリングに発生する引っかき傷・えぐれ傷・へこみ傷の3種類について補修方法を解説しました。補修にリペアスティックを使う場合は調色などの慣れが必要な点がありますが、プロ並みの仕上がりを求めなければDIYでも十分に使いこなせます。もっとも発生しやすい引っかき傷の補修に使うクレヨンタイプの補修材は、気になる傷をさっと直せる手軽さがメリットです。掃除のついでにフローリングの補修をするような感覚で、気軽に試してみてください。




