DIY GUIDE

リアル人工芝をDIYで敷く方法

人工芝の敷き方

自然な外観でメンテナンスが簡単。天然芝に近い質感を再現できるようになったことで、リアルタイプの人工芝に関心を持つ方が増加中です。そうしたDIYのニーズに応えるために、今回は実際に居住中のお宅の庭を借りてリアル人工芝の敷き方を順を追って解説します。整地や敷き方の基本はもちろん、障害物まわりの処理や端部の雑草対策など実際の施工で遭遇するだろうケースも網羅していますので、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. リアル人工芝の種類
  2. 用意するもの
  3. 整地する
  4. 防草シートを敷く
  5. 人工芝を敷く
  6. コンクリート面への敷き方
  7. 人工芝のメンテナンス
  8. まとめ
このコンテンツでわかること
  • リアル人工芝の種類と特徴
  • 施工に必要な道具・資材の一覧
  • 整地・防草シート敷きの基本手順
  • 人工芝の敷き方と固定方法
  • 障害物まわり・端部の雑草対策
  • コンクリート面への施工方法
  • 施工後のメンテナンス方法
こんな方におすすめ
  • 庭の雑草に困っている方
  • コストを抑えてDIYに挑戦したい方
  • 天然芝のような庭を作りたい方
  • メンテナンスが楽な庭にしたい方
  • テラス・ベランダをおしゃれにしたい方
  • 初めて人工芝を敷く方
リアル人工芝の種類
イエモア リアル長毛グラス
【イエモア リアル長毛グラス】

芝の長さは約35mmあり、あえて芝の色にバラつきをもたせてあります。施工時の景観はもちろんさわり心地や踏み心地でも、より天然芝に近い質感を追求した長毛タイプの人工芝です。

イエモア リアル短毛グラス
【イエモア リアル短毛グラス】

芝の長さは約10mmです。刈りそろえたばかりの芝生のような状態を常にキープできて、カーペットのようなきれいな外観が特徴です。

用意するもの
イエモア リアルグラス 防草シート キワ押さえプレート 押さえ付きコの字ピン 人工芝用押さえピン 防草シート用テープ 草削り 草取り レーキ テミ ネット回収袋 ゴムハンマー ガーデン万能ハサミ メジャー
整地する
1雑草を取り除く
施工前の状態

施工前の状態です。傷んだ芝生や雑草がある場合は、これらを取り除く作業からスタートします。

草削りで除草

施工面積が広い庭の除草作業には、草の地上部を削り取るタイプの草削りが便利です。立って作業できる長柄のものがおすすめです。

傷んだ芝と雑草を削り取る

傷んだ芝と雑草を、地面の際から削り取ります。

建物や塀の際は、防草シートにすき間ができやすく雑草が生えやすいところです。草取りなどを使って、根っこごと雑草を除去しておきましょう。

レーキでかき集める

削り取った草をレーキでかき集めます。

集めた草はネット状の回収袋に入れて土をよくふるい落としてから、自治体のルールに従って処分してください。

2整地する
レーキで地面をならす

レーキなどを使って、地面のデコボコがなくなるように平らにならします。このとき石も取り除いておいてください。

地面を踏み固める

平になった地面をよく踏み固めます。

雑草や石を取り除いて整地が完了しました。地面にデコボコが残っているとそのまま施工後の表面に影響して景観が悪くなりますので、下地づくりとしてていねいに作業しましょう。

防草シートを敷く
31枚目を敷く
防草シート1枚目を敷く
防草シート1枚目を敷く

塀際はすき間ができて雑草が出やすいところです。塀と平行に防草シートを広げたら、シートの端を「キワ押さえプレート」で押さえて雑草対策をしておきます。

防草シートの端を立ち上げておき、折り曲げた「キワ押さえプレート」をあてて付属のピンを打ち込んでシートがずれないように固定します。

押さえ付きコの字ピンで固定
押さえ付きコの字ピンで固定
押さえ付きコの字ピンで固定

防草シートをきれいに広げたら、「押さえ付きコの字ピン」を打って固定していきます。

塀際は地下に基礎コンクリートが入っていて打ち込めない可能性があります。その場合は少し離れた位置に打っておきましょう。

大まかに数カ所にピンを打って動かないように固定できたら、1m間隔を目安に塀際にピンを追加して打っておきます。

42枚目以降を敷く
防草シートを5cm重ねて敷く

防草シートはシートに引いてあるラインを目安に5cmほど重なるように敷いておきます。シート間にすき間があると日光が差し込んで雑草が生える原因になりますので、重ね張りは重要なポイントです。

2枚一緒に固定

防草シートが重なっているところに「押さえ付きコの字ピン」を打って、2枚一緒に固定します。

高密度防草シート用テープで補強

防草シートのつなぎ、切り込み、ほつれなどの部分は、「高密度防草シート用テープ」で補強しておくと安心です。耐久性が高く、防草シートと同等の耐用年数がありますので、屋外で安心して使うことができます。

施工後に負荷がかかりやすいピンを打った箇所、シートのつなぎ目なども「高密度防草シート用テープ」で補強しておきましょう。

5障害物まわりを処理する
物置まわりの処理

物置が設置してある場所です。まず物置の位置に合わせて防草シートをカットします。日光が差し込むところは雑草が生えやすいため、物置の下にも20cmほど防草シートを延ばしておきます。

庭に植物を植えてある場所も、雑草防止のためにはきちんと防草シートを敷き込んでおきましょう。

植物の位置に切り込みを入れる
植物の位置に切り込みを入れる

防草シートの端から植物の位置までハサミを使って切込みを入れ、すき間ができないように植物を挟んでから切り込んだ部分をテープで補強しておきましょう。

防草シート施工完了

防草シートの施工が完了しました!塀際から建物の際まで、すき間を残さないようにていねいに敷くことができると、施工後のメンテナンスが楽になります。

人工芝を敷く
6最初の1枚を敷く
ロール状の人工芝を広げる

ロール状に巻いてある人工芝を、塀際に合わせて広げます。いっぺんに広げてしまうとズレやタワミを直すことができないため、少し広げた状態で位置を調整してから巻ぐせを直しながら広げていくとよいです。

人工芝用押さえピン

人工芝の固定には、目立たないように緑色に塗られた「人工芝用押さえピン」を使用します。

押さえピンを打ち込む
押さえピンを打ち込む

「人工芝用押さえピン」を塀から少し離れたところに打って人工芝を固定します。

埋設されている水道管を破損する恐れがあるため、押さえピンは一気に強く打たないで、軽く叩いて地中の障害物に注意して打ち込むようにしてください。
7残りの人工芝を敷く
すき間なく突き付けで敷く

人工芝は先に敷いたシートとのすき間ができないように、突き付けでぴったり寄せて敷いていきます。

つなぎ目にピンを打つ

人工芝シートのつなぎ目に「人工芝用押さえピン」を打ち込んで、2枚がずれないように一緒に固定します。

カットして敷く

1枚分の幅で敷くことができない中途半端なところは、残った幅と長さを測ってサイズを合わせてカットしてから敷くようにします。

8障害物まわりを処理して仕上げる
物置に接するところの処理

物置に接するところは、防草シートと同じように奥まで敷き込むようにします。物置にあたるところより20cmほど長くカットし、基礎石を避けるように切り込みを入れて処理すると、きれいに敷くことができます。

植物を植えてあるところの処理

植物を植えてあるところは、まずシートを合わせて切り込みを入れる場所がわかるようにします。

壁と植物の距離を測る
壁と植物の距離を測る

続いて壁と植物の距離、植物の太さを測って、その寸法で先ほど合わせた位置に切り込みを入れます。

植物を挟むように敷く

切り込んだ先を植物の太さに合わせて丸く切り取って植物を挟むようにすると、ぴったりに敷くことができます。

人工芝施工完了

人工芝の施工が完了しました!雑草が生えて荒れ気味だった庭が、美しいグリーンの絨毯に変わります。

コンクリート面への敷き方
9コンクリート面への敷き方
人工芝用両面テープ

テラスやベランダなどのコンクリート面に人工芝を敷く場合は、「人工芝用両面テープ」を使用します。

施工する場所のゴミ、ホコリ、汚れをよく取り除きます。汚れ方が激しい場合は、水洗いして乾燥させてから作業してください。

両面テープを貼る

人工芝を敷く場所を決めて、シートの端にあたるところに両面テープを貼ります。施工面積が広い場合は、ずれないように内側にも数カ所、帯状に両面テープを貼っておきましょう。

剥離紙をはがして人工芝を置く

両面テープの剥離紙をはがし、位置を合わせて人工芝をのせます。

ズレやヨレがないことを確認したら、上から押さえてしっかり固定します。

人工芝のメンテナンス
10人工芝のメンテナンス
【芝を起こす】

人工芝が寝てしまうと、人工素材特有のテカリが目立って芝が不自然に見えます。気になったら、デッキブラシを使って芝を起こすことができます。

芝の流れに逆らってデッキブラシをかけると、芝が起きて天然芝に似た景観を取り戻します。

【掃き掃除をする】

人工芝の上に散らばった落ち葉やゴミは、芝の隙間に入り込んだゴミを掻き出せる竹ぼうきやナイロン製ほうきがおすすめです。ほうっておくと、落ち葉のような大きいゴミや小さい砂などが溜まってしまうため、定期的に掃き掃除をしましょう。

美しいグリーンの庭を、自分の手で。

リアル人工芝のDIY施工は、整地・防草シート・人工芝の3段階で進めます。各工程でていねいに作業することが、長く美しく保つための秘訣です。塀際や障害物まわりのすき間処理をしっかり行えば、雑草の悩みからも解放されます。

施工後のメンテナンスはデッキブラシでの芝起こしや掃き掃除のみ。一度敷いてしまえば、あとは手間いらずの美しい庭を長期間楽しめます。この解説を参考に、ぜひDIYで理想の庭づくりに挑戦してみてください。

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