モザイクタイルを使って
洗面所の壁をプチリフォーム
白一色の壁紙が使われていることの多い洗面所の雰囲気を手軽に変えたい。でも、壁紙を貼り替えるのは大変そう。そんなときにオススメしたいのがモザイクタイルです。清潔感のあるタイルは水回りにぴったりで、壁紙とは異なる色のパターンや質感は部分貼りでも効果的なアクセントを加えてくれます。シールのように貼れるアイテムを選べば施工も簡単なので、モザイクタイルでデコやプチリフォームを楽しんではいかがでしょう。
このコンテンツでわかること
- モザイクタイルの種類と特徴
- タイル調デコシールの貼り方
- モザイクタイルシートの貼り方
- コンセント部分の加工方法
- デザインのアレンジ方法
こんな方におすすめ
- 洗面所の雰囲気を手軽に変えたい方
- DIY初心者の方
- 水回りに清潔感を出したい方
- 部分的なリフォームをしたい方
モザイクタイルの種類
タイル調デコシール
塩化ビニールなどの樹脂素材で立体的なタイルを再現したシート状で、裏面に粘着剤がついたシールタイプのデコアイテム。磁器タイルに比べて価格が安く、作業性もよいので、部分貼りはもちろん壁一面などの広い面積の施工にも利用しやすいです。
ハサミやカッターでカットできてサイズ調整や柄づくりなどの加工も簡単なため、壁のタイル風仕上げを検討しているDIY初心者にはとくにおすすめです。
貼ってはがせてのり残りしないタイプを選べば、賃貸住宅の装飾にも安心して使用できます。
モザイクタイルシート
磁器タイルを塩化ビニールの目地でつないで一枚のシート状にしたもの。裏面に粘着シートがついているので、専用接着剤を用意したり面倒な目地づめなどを行う必要がなく、シールを貼るように施工できる手軽なタイプのタイル製品です。
サイズ調整が必要な場合は、目地部分をカッターやハサミで簡単にカットできます。
単色やミックスなどカラーバリエーションが豊富なので、複数のカラーを組み合わせてデザインしても面白いです。15×15cmのサイズで販売されているものが多いです。
タイル調デコシールの貼り方
用意するもの
- タイル調デコシール
- メジャー
- ハサミ(カッター)
- プラスドライバー
- マスキングテープ
- ウエス
1. 位置決めと準備
今回デコシールを貼るのは、水はねなどを浴びやすい洗面台横の壁。白い壁のアクセントと汚れ防止になることを期待して壁紙の上に施工します。
裏面の剥離紙をつけた状態で壁にあてて、デコシールを貼る位置と広さを決めます。
デコシールを使用する長さにカットします。
コンセントがある場合は、カバーと取り付けベースを取り外します。
2. コンセント部分を切り抜く
デコシールを貼る場所に合わせてからコンセントが見える位置まで下げ、切り抜く幅がわかるようにマスキングテープで印をつけます。
デコシール上部からコンセント上部までの距離とコンセントの高さを測り、マスキングテープで印をつけます。
先ほどつけた幅と高さの印を基準にして、マスキングテープで切り抜く場所を四角く囲みます。
マスキングテープで囲んだ枠の内側を切り抜いてコンセントを出す穴をあけます。
3. デコシールを貼る
壁紙をウエスで乾拭きして、水気やホコリを取り除きます。
デコシールをマスキングテープで仮どめします。デコシールの上部を合わせる位置に鉛筆で線を引いてもよいでしょう。
貼り始める側の裏面剥離紙を10cm程度はがします。
位置がずれないように注意して粘着面を出した部分を壁に貼り、上からウエスで押さえてしっかり固定します。ウエスは内側から外側へ向けて空気を押し出すように動かすこと。
マスキングテープを取り、残りの剥離紙をはがして空気を押し出しながらデコシールの全面を貼ります。途中でシワができたら、シワのところまでシールをはがして貼り直すのがきれいに仕上げるポイントです。
最後にコンセントを元通りにつけ直せば作業は完了。写真のように広い面でも簡単に短時間で施工できます。
モザイクタイルシートの貼り方
用意するもの
- モザイクタイルシート
- メジャー
- ハサミ(カッター)
- マスキングテープ
- ウエス
1. 貼る位置を決める
タイルシートを貼るエリアを決め、位置がわかるようにマスキングテープで印をつけます。
先ほどつけた印の高さを測り、もう1箇所同じ高さに印をつけます。
2箇所の印をつなぐようにマスキングテープをまっすぐ貼ります。
2. タイルシートを貼る
タイルシートの周囲は目地のある辺と目地のない辺があるので、目地が重なったり、目地がなくなったりしないように、向きを確認して貼りましょう。
1枚目のタイルシートの裏面剥離紙を半分程度はがします。
マスキングテープの高さに合わせてタイルシートの上部を決め、剥離紙をはがしながら貼り付けます。
全体をウエスで押さえてしっかり固定します。
目地が重ならないように向きを確認しながら続くタイルシートを貼っていきます。
単色でスッキリそろえたり、色を組み合わせたりして、好みのデザインに仕上げましょう。
3. カットしてアレンジする
今回使用したタイプのタイルシートは、目地部分をハサミやカッターでカットして好みの形に切り離せます。
例えば先ほど貼ったタイルの上に1列にカットしたシートを貼ると・・・。
1本のラインが追加されて全体が引き締まった印象になりました。
2色のタイルシートを四分割して交互に貼るパターンなどは、簡単でありながら動きのある雰囲気を作ることができます。方眼紙などを使って仕上がりのデザインを考えて、壁のプチリフォームを楽しんではいかがでしょう。
まとめ
モザイクタイルを使った洗面所のプチリフォームは、DIY初心者でも手軽に挑戦できる壁面装飾の方法です。タイル調デコシールは価格が安く加工も簡単で、賃貸住宅でも安心して使用できます。モザイクタイルシートは本物のタイルの質感を楽しめる点が魅力です。
どちらのタイプも裏面に粘着剤がついているため、専用接着剤や目地づめといった難しい作業は不要。位置決めと丁寧な貼り付けさえ気をつければ、誰でもきれいに仕上げることができます。
コンセント部分の加工も、マスキングテープで印をつけながら慎重に進めれば失敗することはありません。シートをカットして自由にアレンジできるので、オリジナルのデザインパターンを楽しむこともできます。
清潔感のあるタイルは水回りとの相性が抜群。白一色だった洗面所の壁に色や質感のアクセントを加えて、毎日の暮らしをより快適で心地よいものにしてみませんか。
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