DIY補修ガイド
ピン穴、汚れ、めくれなどで
傷んだクロス(壁紙)を手早くサッと補修する
「画びょうやフックを抜いたあとに穴がクッキリ残っている」「黒ずみ汚れが目立つところがある」「いつの間にか壁紙がめくれていた」などの壁のトラブルはありませんか? 生活をしていれば、壁紙に汚れや傷みが生じるのは仕方のないことですが、小さいものでも毎日目に入るとストレスになります。気になるところは自分でサッと直してしまいましょう。汚れに応じた掃除方法、手軽な隠し方、そしてプロも利用するクロス(壁紙)用の補修用品を使った補修方法など、ご家庭でできる対処方法を紹介します。
このコンテンツでわかること
- よくある壁紙トラブルの種類と原因
- 画びょう穴・小さな穴の補修手順
- 落書き・着色汚れの隠し方
- めくれた壁紙の貼り直し方法
- プロも使う補修用品の選び方
- 白・アイボリー以外の壁紙への対応
こんな方におすすめ
- 画びょう跡や小穴が気になっている方
- 壁の黒ずみや落書きを直したい方
- 継ぎ目のめくれを早めに補修したい方
- 補修跡を目立たせたくない方
- はじめてDIY補修に挑戦する方
- 専用補修品を使いこなしたい方
よくある壁紙トラブルの種類
画鋲やフックを抜いたあとの穴
ポスターやカレンダーなどをとめていた画びょうを抜いた跡、壁にねじ込んでいたフックを抜いた跡などは、小さいものであっても気になります。とくに、無地の壁紙に目線の高さ近くにあいた穴は目立ちます。
画鋲の小さい穴を家にあるもので簡易的に目立たなくしたい場合は、修正テープを使う方法がもっとも簡単です。穴を塞ぐように修正テープを貼って、上から指で押して壁になじませるだけです。色を合わせてしっかり補修したい場合は、クロス用の穴埋め補修剤を使用しましょう。
手垢の黒ずみ汚れ
照明用のスイッチパネルの周辺や壁の角など、うっかり手で触りやすい場所は、薄っすらと黒く汚れてしまいます。この黒ずみの正体は手垢です。気づいたときに早めに掃除することで、楽に落とすことができます。手垢の汚れ落としでいちばん手軽なのは、消しゴムを使う方法です。力を入れて強くこすると壁紙が削れたり破れたりすることがあるので注意しましょう。
落書き
お子さんの落書き、ペンや絵の具でうっかりつけてしまった汚れなど、色のある汚れはとても目立ちます。広範囲の落書きを元通りにきれいにするのは難しいですが、小さい汚れなら目立たないレベルまで落とせる可能性があります。筆記具や絵の具による汚れを落とすのは時間との勝負です。汚れの範囲が小さい場合は、壁紙に近い色で汚れを塗りつぶすクロス用着色補修剤が便利です。
継ぎ目のすき間・めくれ
分割して貼られている壁紙には、平面の途中や角に継ぎ目があります。経年劣化によって壁紙が収縮したり、糊が劣化して浮きが生じたりすると、継ぎ目にわずかなすき間ができてしまいます。すき間はクロス用の穴埋め補修剤で埋め、めくれはクロス用の接着補修剤を使って早めに貼り直しましょう。めくれはそのまま放置しておくとどんどん広がるため、早めの補修をおすすめします。
小さい穴の補修方法
小さい穴の補修には、クロス用の穴埋め補修材を使います。固形タイプと液体タイプがあって、主流はチューブ入りの液体タイプです。ホワイト・アイボリー・ベージュ・グレーなど複数のカラーがそろっているので、壁紙に近い色味を選べます。ヘラが付属するキット製品ならほかに道具を買い足す必要がなく、DIYでの補修に最適です。
用意するもの
- クロス用穴埋め補修剤(チューブタイプ)
- ヘラ(補修剤に付属のもの)
- 水を含ませたスポンジ
フックなどのネジを抜いたあとの少し大きい穴を補修します。穴の縁が盛り上がっている場合は、はじめに内側に押し込んでおきましょう。
チューブの先端を穴にあてて補修剤を押し出します。補修剤は少し盛り上がるくらいに充填しておきます。量が少ないとへこんで仕上がります。
ヘラを軽く押し付けながらならして、補修箇所を壁紙になじませます。はみ出した補修剤は、水気をよく絞ったスポンジで拭き取って完了です。
落書きの補修方法
拭き取りなどの掃除で落とせない落書き・シミなどの着色汚れは、「クロスタッチ」「クロス用ペイント」などの名前で販売されているクロス用の着色補修剤を使って隠します。壁紙に近い色を選ぶのが補修跡を目立たなくするポイントです。選ぶのが難しい場合は複数色セット商品をご用意ください。
用意するもの
- クロス用着色補修剤(キャップにハケ付き)
- 乾いた布(はみ出し拭き取り用)
乾いて定着してしまったペンやクレヨンの汚れは、拭き掃除をするよりも簡単、きれいに隠すことができます。補修剤と壁紙の色があっているか、先に目立たないところで確認しておきましょう。
着色補修剤は、キャップにタッチアップ用のハケがついています。垂れないようにつけすぎに注意して、ハケに補修剤を含ませます。
汚れの上に補修剤を置くように塗ります。乾く前に補修剤をハケでなで、壁紙の凹凸となじませて目立たないように仕上げます。
めくれた壁紙の補修方法
壁紙のめくれを放っておくとはがれる部分が広がって補修するのが難しくなります。気づいたら、クロス用の接着補修剤を使って早めに貼り直しましょう。接着剤や圧着用ローラーの単体販売のほか、DIYではじめて使う人向けにキット商品も用意されています。
用意するもの
- クロス用接着補修剤
- 圧着用ローラー
- 霧吹き(反りグセがある場合)
- 乾いた布・スポンジ
壁紙を貼っていた糊が劣化してくると、継ぎ目の角のあたりから浮いてめくれてきます。めくれてから時間が経って反りグセが強くなっている場合は、霧吹きで水をかけてやわらかくし、クセを直しておきましょう。その後、壁紙が乾いてから補修を行ってください。
接着面を掃除します。壁の下地と壁紙の裏面の両方をよく拭いてホコリやチリを取り除いておきましょう。
めくれた壁紙の裏面に接着補修剤をまんべんなく塗り広げます。付属のハケや綿棒などを使って、奥の方まで補修剤をつけましょう。
しわができないように、奥の方から空気を抜きながらはがれた部分を貼り直します。
ローラーを使ってしっかり圧をかけて貼ります。ローラーは内側から外側へ、継ぎ目に向かって壁紙を伸ばす感覚で使うのがコツです。ていねいに作業すれば補修箇所はほとんどわかりません。継ぎ目に気になるすき間が残ったときは、穴埋め補修剤を入れて目立たないようにするとよいでしょう。
まとめ
DIY向けの補修用品は、プロが使っているのと同等のものを扱いやすい容器や容量に変更したものがほとんど。トラブルの種類ごとに対応する商品があるので、はじめて使っても簡単できれいに補修することができます。落としやすい汚れや小さい穴であればご家庭にあるものを利用するのもよいですが、補修跡が目立たない専用品での補修がおすすめです。
今回紹介したもの以外にも、シールのように貼れる補修用壁紙や手軽な汚れ落としに便利な壁紙用消しゴムなどがあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
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