目次
1章:カーテンレールの種類は大別すると2種
2章:レール自体の形も異なる
3章:取り付けタイプも2種類
4章:その他いろいろな種類のカーテンレール
5章:関連パーツの選び方
6章:基本的なカーテンレール取り付け方の流れ
まとめ
人の目や日差しを遮ってくれるカーテンですが、今はデザインも、色もバリエーションが豊富になりました。このカーテンを窓にセッティングするためには、カーテンレールが必要となります。今回はカーテンをうまく活用できるように、カーテンレールの取り付け方法や、関連パーツの選び方などをご紹介します。
1章:カーテンレールの種類は大別すると2種
カーテンレールの種類を覚えましょう
カーテンレールは、カーテンを吊るす上で欠かせない道具です。その種類は主に2つに分けられますが、特徴を説明すると以下のようになります。
〈 機能性レール 〉
戸建て住宅から賃貸マンションまで、一般的な家庭に広く普及しているタイプになります。装飾カーテンレールに比べ機能性や操作性を重視した設計がされており、カーテンの開閉をスムーズに行えます。素材はアルミや樹脂製などが使われており、価格も手頃なので比較的購入コストを抑えられます。装飾カーテンレールよりもシンプルなものが多く、人によっては物足りない印象を持たれがちです。
〈 装飾性レール 〉
機能性の高いカーテンレールとは違い、デザイン性や装飾性を重視したタイプになります。木製レールやアイアンタイプ、モダンなタイプ、ナチュラルテイストなタイプなどがあるため、カーテンレールにインテリアとしての機能も期待したい人はこちらを購入してみましょう。半面、操作性が機能性カーテンレールより若干劣ることがあります。スムーズにカーテンの開閉をしたい場合は、機能性カーテンレールの使用をオススメします。
〈 2種類のカーテンレール、選び方のポイント 〉
機能性を重視するか、デザインにこだわりたいかでどちらのカーテンレールを購入したら良いかが変わります。しかし、カーテンレールは取り付け方や形状にも注目しなくてはなりません。メーカーごとに商品の特徴や価格が異なるので、さまざまな点を総合的に判断した上で購入を決めましょう。
2章:レール自体の形も異なる
C型、角型、I型、ポール型…形状にも注目して
カーテンレールの形状は、主に以下の4種類が挙げられます。対応できる窓の形も異なるので、それぞれの違いを覚えておきましょう。
◆ C型カーテンレール・・・
最もオーソドックスなタイプです。カーテンレールの断面がアルファベットのCに似ていることからこのように呼ばれています。
◆ 角型カーテンレール・・・
断面がスクエア型をしているタイプになります。C型のカーテンレールよりもスムーズにカーテンの開閉ができます。
◆ I型カーテンレール・・・
出窓などに使われる、折り曲げ可能なタイプになります。断面がアルファベットのIに似ていることからこのように呼ばれています。
◆ ポール型カーテンレール・・・
カーテンレールにレールリング型のランナーがついているタイプになります。外見が特徴的なので、インテリアとしての機能も期待できます。
〈 レールの型、選び方のポイント 〉
まずは、カーテンレールを設置する場所に注目しましょう。通常の窓か、出窓に使うのかでオススメできるタイプが異なります。中にはお部屋の雰囲気によってカーテンレールを使い分けたい人もいるでしょう。カーテンレールの形状にもしっかり目を光らせることで、より効率の良い買い物ができます。
3章:取り付けタイプも2種類
取り付け方法も見逃せないポイント
カーテンレールはタイプによって、以下の2つに取り付け方が分類できます。
◆ 天井付けタイプ・・・
窓枠の内側にカーテンレールを納めたい時にオススメです。幅を取らないため、見た目をすっきりさせることができます。半面、光漏れを押さえたいなら正面付けの方がオススメです。
◆ 正面付けタイプ・・・
窓枠全体を覆う設置方法になります。カーテンとカーテンレールの隙間から光が漏れることを防げますが、幅を取るため窓枠をすっきり見せたい場合は不向きです。
〈 取り付けタイプの選び方ポイント 〉
正面付けの場合、設置するカーテンを少し長めにしておく必要があります。これは、カーテンレールを隠すようにカーテンをつるす必要があるため、その分長さが必要となるからです。また、正面付け、天井付けそれぞれで使用するフックやブラケットが異なります。それぞれのカーテンレールに適したものを選びましょう。
4章:その他いろいろな種類のカーテンレール
カーテンレールについてさらに知識を深めましょう
カーテンレールを選ぶときは、他にも押さえて欲しいポイントがあります。以下の点を踏まえながら、お部屋に適したカーテンレールを選びましょう。
〈 シングルとダブルタイプの特徴 〉
カーテンを吊るす時、カーテンレールのタイプによってカーテンレールの本数が異なります。
◆ シングルタイプ・・・
1本のカーテンレールを使うタイプをシングルタイプと言います。設置の際に幅を取りませんが、同時に何枚ものカーテンは吊るせません。
◆ ダブルタイプ・・・
2本のカーテンレールを使うタイプです。設置するにはそれなりの幅を必要としますが、代わりにダブルタイプはドレープやレースカーテンなどの別のカーテンを同時に吊るすことが可能です。
〈 テンションポールタイプとは? 〉
いわゆる突っ張り棒になります。カーテンを吊るす時、壁に穴をあける必要がないため、賃貸マンションなどでネジ打ちができない場合はオススメです。
〈 伸縮タイプについても覚えておきましょう 〉
読んで字のごとく、長さを調整できるタイプになります。引っ越しが多く、その都度カーテンを吊るす場所の長さが変わる場合などに重宝します。
〈 手曲げが可能なタイプもあります 〉
カーテンレールの形を手で変えられるタイプになります。カーブのある窓などにカーテンを吊るす時に役立ちます。
5章:関連パーツの選び方
キャップとランナーは覚えておきましょう
カーテンレールにはさまざまな部品が使われています。ここではキャップ、ランナーを選ぶときの注意点をご紹介します。
〈 キャップの選び方 〉
カーテンレールの端に取り付け、ランナーが滑り落ちないようにするための道具です。先ほどご紹介したC型、角型などのカーテンレールの形状により、必要なタイプが異なります。装飾カーテンレールはキャップが大きめのタイプもあるので、購入前にサイズを確認しておきましょう。
〈 ランナーの選び方 〉
カーテンレールにカーテンを吊るす時に必要となる、フックをかける可動式の金具類をランナーと言います。スチール状のもの、軽量型などそれぞれで特徴が異なるので、適したものを選びましょう。
6章:基本的なカーテンレール取り付け方の流れ
カーテンレールをセットしてみましょう
カーテンレールを設置するには、工具(道具)が必要になります。まずは以下の工具(道具)を用意しましょう。
〈 カーテンレール取り付けに必要な工具 〉
・ドライバー
・メジャー
・キリ
・さしがね
・脚立
〈 正面付けカーテンレールの取り付け方の流れ 〉
まずは窓枠に使うカーテンレールの長さを決めましょう。その後、カーテンレールを固定するためにブラケットをセットします。ブラケットをカーテンレールに等間隔に取り付けたら、窓枠にカーテンレールをセットして完成です。
まとめ
カーテンレールにはさまざまな種類があり、設置方法も異なります。カーテンそのものの形状、色、デザインにこだわることも大切ですが、カーテンレールにも注目すると空間をより自分の色に染められます。まずはホームセンターに足を運んで、自分の目でしっかりと見て確かめてから購入することをオススメします。