つまずき防止スロープ

高齢者の転倒を防ぐ
つまずき防止スロープの設置方法

高齢者のケガの多くは転倒によるもので、そのなかでも自宅内での事故が目立ちます。日本の住宅に多い段差が転倒の原因となるため、DIYで簡単に設置できる「つまずき防止スロープ」を使って、安心・安全な住環境を整えましょう。

このコンテンツでわかること

  • 小さな段差が高齢者にとって危険な理由
  • つまずき防止スロープの種類と特徴
  • ソフトタイプとハードタイプの違い
  • 実際の設置手順と注意点
  • 段差の高さに応じた適切な商品選び

こんな方におすすめ

  • 高齢のご家族と同居されている方
  • 自宅内の転倒リスクを軽減したい方
  • 工具を使わずに簡単にDIYしたい方
  • 車椅子利用者がいるご家庭
  • 足腰の筋力低下が気になる方

小さな段差が危険な理由

加齢に伴って足腰の筋力が衰えてくると、思ったようにひざが上がらず、すり足に近い状態で歩くようになってきます。すると、若いころには無意識に避けられていた些細な段差につま先を引っ掛けやすく、そのまま体勢を立て直せずに転倒する可能性が高くなります。
転倒のリスク
骨が脆くなっているとちょっとした転倒で骨折することがあり、回復が遅れると寝たきりになりかねません。部屋と部屋の間、廊下と部屋の間、さらに小さいものではカーペットやマットの縁さえ、危険なポイントとなり得ます。

つまずき防止スロープの種類と特徴

DIYですぐに設置できる室内の段差解消&つまずき防止のアイテムが、段差をゆるやかな傾斜に変える「つまずき防止スロープ」です。ソフトタイプやハードタイプ、サイズ違いの種類が用意されているので、足の状態や自宅の段差に合うものを選びましょう。
ソフトタイプ

ソフトタイプはゴムや樹脂などの柔らかい素材で作られており、衝撃を吸収しやすく、比較的軽微な段差に適しています。万一足をぶつけても衝撃をやわらげてケガをしにくいのが特長。ハサミやカッターでカットできるので、設置場所に合わせて長さを簡単に調整できます。

ハードタイプ

耐久性が高く、比較的大きな段差がある場合に適しています。硬質のプラスチックを採用し、フローリングと同じようなかっちりとした踏み心地。スロープには滑り止めの加工が施され、両端部も斜めのスロープ状に加工されています。

ソフトタイプの詳細

サイズバリエーション:高さ1.5cm、2cm、3cm、4cm、5cm、6cmの豊富なラインナップで、住宅で見かける一般的な大きさの段差なら、たいていはカバーできます。スロープをゆるやかにするため、高いものほど幅が広くなっています。

設置方法:裏面のテープで床に貼り付けて設置。設置するときに剥離紙をはがすだけなので工具や接着剤は不要です。

設置手順(ソフトタイプ)

段差の測定
1 段差の高さを測定し、適切な高さのスロープを選択します。
剥離紙を剥がす
2 設置する位置を決めたら裏面テープの剥離紙をはがします。
床面に貼り付け
3 位置を合わせて床面に貼り付け、上からしっかりと押さえて圧着します。
高さの確認
4 木部との差が2~3mm程度に収まっていれば、つまずく危険は少なくなります。
スロープの延長
5 長さが足りない場合は、必要な長さにカットしたスロープを継ぎ足して延長できます。

ハードタイプの詳細

サイズ:高さ1.4cm、2cm、3cmタイプをラインナップ。スロープ面の凸加工は、踏んで歩いても安心な滑り止め仕様で、端部もつま先を引っ掛けにくい傾斜がつけられています。

スロープの後部には、配線コードを通すくぼみが加工されています。高齢者にとっては床に這うコードも引っかかりやすい障害物となるので、安全のためのうれしい配慮です。

設置手順(ハードタイプ)

ハードタイプスロープの準備
1 段差と高さの合うスロープを用意し、裏面テープの剥離紙をはがします。
ハードタイプスロープの設置完了
2 設置場所を決めてスロープを貼り付け、しっかり圧着すれば固定は完了です。

設置のポイント

段差がゆるやかなスロープになるため、つまずく心配が少なくなりました。歩幅が狭い人でもスロープを踏んで通過でき、車椅子での通過にも耐える強度を備えています。家族が安心して暮らせるように、家のなかの危険を再確認して原因を取り除く対策として、ぜひ活用してください。