玄関アプローチの苔を落とす方法

くすみ汚れをとって明るさを取り戻そう!

苔で汚れた玄関アプローチ

新築で住みはじめた家でも、購入してから10年ほどたつと外部に汚れが目立つようになります。玄関アプローチの床タイルやコンクリートも例外ではなく、砂ぼこりがたまったり、カビや苔が発生することがあります。苔は除去しないで放置していると、どんどん繁殖して範囲を広げます。玄関アプローチは家の顔ですから、軽度なうちに除去してもとのきれいな状態を取り戻したいですね。ここでは、玄関アプローチの美観を保つために、家庭でできる汚れや苔の落とし方を紹介します。

このコンテンツでわかること

  • 玄関アプローチに苔が生える原因
  • 家庭でできる苔の落とし方
  • スポンジやブラシを使った除去方法
  • 専用クリーナーの使用方法
  • 高圧洗浄機の効果的な使い方
  • 苔の再発生を防ぐ対策

こんな方におすすめ

  • 玄関アプローチの緑色の汚れが気になる方
  • 自分で苔を除去したい方
  • 住宅の外観を美しく保ちたい方
  • 北側の玄関で湿気が気になる方
  • 効果的な掃除方法を知りたい方
  • 高圧洗浄機の使い方を学びたい方
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1章 玄関アプローチが緑色に汚れる原因

玄関まわりに苔が生える原因は?

苔は風にのって飛んできたり、人や車にくっついて運ばれてきた胞子が、アプローチのコンクリートなどに付着して発生します。近くに雑木林や川があると苔の胞子が飛んできやすく、周囲を自然に囲まれた郊外、風通しが悪い住宅密集地などは苔が発生しやすい条件に当てはまります。

苔が成長するのに適しているのは、湿気が高くて水分を吸収しやすく、栄養となる汚れがある環境です。ただし、新築の家では数年間は苔が気になることはありません。なぜなら、新築時のコンクリートやタイルは表面の耐水性や防汚性が高いため、仮に胞子が飛んできても簡単に苔が生えることがないからです。ところが年数が経過して建材の表面が劣化してくると、汚れが定着してそこに水分がたまりやすくなって苔が生えやすくなります。古い家ほど苔にとって増殖しやすい条件が整っていくというわけです。

とくに北側にある玄関アプローチは湿気が残りやすいので、早めに苔を除去し、再発生しにくい対策をすることをおすすめします。

苔を放置しておいたらどうなる?

苔が発生する場所はもともと水分が多い場所ですが、水分を含む苔が表面を覆うことで建材は常に湿気を帯びた状態になります。水分が水分を呼ぶ悪循環が起きることで苔の繁殖はさらに勢いを増して、美観を著しく損なうことになります。また、建材によっては劣化速度が速まる可能性があるので、いずれにしろ早めに除去するほうがよいでしょう。

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2章 ご家庭でできる苔落としの方法

苔の付着が少ないうちは、そのうちに雨で流されるだろう、乾燥して枯れるだろうと放置しがちです。しかし、苔は放っておいてなくなることはなく、どんどん増えていきます。繁殖している範囲が小さければご家庭で除去することができるので、ここで紹介する方法を試してみてはいかがでしょうか。

スポンジやブラシでこすり落とす

苔が発生してから時間がたっていなければ、ブラシと家庭用の中性洗剤で落とせる可能性があります。汚れが広がる前に対策したいと思ったら、まずはご家庭にあるもので試してみるとよいでしょう。

洗剤は泡立ちが少なく洗い流すのがラクなお風呂用の中性洗剤がおすすめです。

[1]汚れを洗い流す

ホースを使って水をかけながらタワシやブラシでこすって汚れを落とします。苔の付着が弱ければ、砂やホコリなどと一緒に洗い流せる可能性があります。

[2]中性洗剤を使う

水洗いして落としきれない苔は、中性洗剤を使って付着を弱めて落とします。バケツに入れた水に適量の中性洗剤を入れて薄め、タワシやブラシにつけてこすります。

[3]よくすすぐ

きれいになったら、苔を残さないように流水でよく洗い流しておきましょう。

専用のクリーナーで除去する

水洗いで落とせない苔には、外壁用の専用クリーナーを使ってみましょう。専用クリーナーはその液性によっては、肌が荒れたり、植物を枯らせたり、金属やコンクリート、塗装などを変質させたりする可能性があります。注意書きを確認し、ご自宅のアプローチで使用可能なものを選んだうえで、クリーナーがかかってはいけないものを養生するなどして安全に使用しましょう。

苔が発生したコンクリートブロック

長年、掃除をしないで放置していたコンクリートブロックは、さまざまな汚れが付着してくすんでいます。ところどころ斑点状に見えているのが、苔が発生している場所です。

[用意するもの]

必要な道具

苔落とし用クリーナー、手袋、ブラシ(タワシ)、養生用シート

[1]周囲を養生する

養生作業

クリーナーで塗装や建材を傷める可能性がある場合は、ビニールシートや養生用品を使ってガードしておきます。

[2]クリーナーを塗布する

クリーナーの塗布

苔が発生している範囲に、表面がしっかりと濡れる量のクリーナーを吹き付けます。

[3]水洗いする

水洗い作業

指定された時間をおいてから、ブラシやタワシでこすりながら水洗いします。

[4]洗浄完了

洗浄後の様子

比較するため左下の2つのブロックだけをクリーナーで洗浄しました。周囲と比較すると、表面のくすみが取れて白くなり、苔もなくなっているのがわかります。

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高圧洗浄機を使用する

建物の外側や自動車の汚れ落としなど外まわりのさまざまな洗浄作業に向き、最近では多くの家庭で備えられるようになった高圧洗浄機。広い範囲の汚れを、力を使わずに落とすことができ玄関まわりに発生した苔の除去にも活躍します。

高圧洗浄機

最新の高圧洗浄機は小型化や静音化が進んで、ご家庭で扱いやすい機種が増えています。購入する際は、水圧やホースの長さなどを確認して、使用場所に適した機種を選びましょう。

[注意点]

洗浄時には水と汚れが激しく飛び散ります。お隣や道路に水が飛ばないようにシートを張ったり、濡らしたくないものにシートを被せたりして、しっかり養生をしましょう。

また、高圧の水を同じ箇所に当て続けると、建材を破損する可能性があります。モルタル仕上げされた塀、劣化したブロックやコンクリートも、表面がもろくなっている場合は注意する必要があります。建材の種類や状態に合わせて水圧を下げたり、距離を離すなどして調整しながら洗浄しましょう。

洗浄前の玄関アプローチ

砂や排気ガスなどの汚れと、ところどころに付着した苔によって全体がくすんだようになった玄関アプローチを、高圧洗浄していきます。

[1]準備する

高圧洗浄機の準備

ホースを水栓と本体、トリガーガンに接続し、電源プラグをコンセントに差し込みます。

[2]水圧を調整する

水圧の調整

ノズル先端のダイヤルを操作して水圧を調整します。コンクリートやタイルなどを洗浄する場合は、高めの水圧に設定しておくとよいでしょう。

[3]洗浄を開始する

洗浄開始

ノズルを洗浄したい場所に向け、トリガーを引いて水を噴射します。ノズルを離しすぎると水圧が足りず、頑固な汚れを落とせません。洗浄面から10~20cmほどで汚れがよく落ち、作業効率のよい距離を見つけてキープしましょう。

[4]ノズルを移動しながら洗浄する

ノズルの移動

洗浄時のポイントは、水を同じ場所に当て続けず、また素早く動かしすぎないことです。一定のスピードでゆっくりと筋を描くようにノズルを移動させていくと、汚れがよく落ち、洗浄ムラや洗残しも発生しにくくなります。

[5]凹凸面は多方向から洗浄する

凹凸面の洗浄1
凹凸面の洗浄2

床タイルや石などの表面に凹凸がある建材は、一方向からだけでは凹んだ部分の汚れを落としきれない可能性があります。その場合は水を当てる方向を変えて洗浄してみましょう。

[6]全体を洗い流す

全体洗い流し

一通りの洗浄が終わったら、シャワーを掛けるイメージで高い方から低い方へ向けて浮いた汚れを洗い流しましょう。これで高圧洗浄機を使った玄関アプローチの洗浄は完了。玄関アプローチ全体が明るくなった印象です。

ビフォー

洗浄前

アフター

洗浄後

床タイルの黒ずみ、石の間の苔などをきれいさっぱり落とすことができています。

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苔の発生を防ぐためにできること

最近は防汚性を備えた塗料や建材が使われることも多く、以前に比べて外壁やエクステリアに苔が発生しにくくなっています。しかし、年数がたって素材が劣化すると汚れが付着しやすくなり、日の当たりにくい場所で苔が発生するようになります。とくに北側を向いた玄関やアプローチは要注意です。汚れやくすみが気になるようになったら、早めに水洗いをして、できるだけきれいな状態を保つようにしましょう。

まとめ

苔が発生するということは繁殖しやすい環境条件がそろっているということ。「まだ大丈夫」と放置しておくと、どんどん広がってやがて手に負えなくなってしまいます。苔の発生範囲が狭いうちであれば、業者を頼らなくてもここで紹介した方法で除去することができます。玄関まわりやアプローチに汚れを見つけたら、早め早めに掃除をしましょう。

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