ソファー横に置いて素敵なインテリアになる脚付きサイドテーブル

ソファーでは、映画を見たり、本を読んだりゆったりと過ごすことが多いですよね。そんなくつろぎタイムに加えたいのが、ティーセットや本を置ける小さなサイドテーブルです。どんなテイストのインテリアとも相性がよいナチュラルでシンプルなデザインで、ソファーの横に置いておきたくなる一点をDIYで作ってみましょう。

作るもの

木製のサイドテーブルは、板をコの字に組んだだけのものが多く、インテリアとしては物足りなく感じます。それに対して今回作るサイドテーブルは、シンプルでありながら板のカットや脚の取り付け方の工夫でデザイン性を高めているのがポイントです。せっかくDIYで作るのなら、デザインで遊んでいる方が楽しいし、作るモチベーションも上がるのではないでしょうか。

作り方

SECTION.1 
板の加工

この作品では、天板を支える仕切り板をV字にデザインカットします。角のところに丸い線を下書きするときは、大きさに合うテープやビンのフタを定規代わりにすると簡単ですよ。
切り落とす部分は、ジグソーを使ってカットします。ジグソーはブレード(刃)が板の下側に突き出すので、テーブルの端などを利用してカットする部分を浮かせた状態にして作業してください。
このとき板をクランプで押さえて固定しておくと、安定して作業できますよ。
板の縁を丸めるR加工は、仕上がりを変えたいときに有効なテクニックです。トリマーを使って板の両面から半分ずつ削ってあげるときれいに丸く仕上がるので、細部までこだわりたいときに試してみてはいかがでしょうか。

SECTION.2 
組み立て

板の接合に使う木ネジを隠すために、組み立て後にダボ埋めというテクニックを使います。そのための準備として、ネジ打ちをするところに印をつけたら、ダボ錐ビットを使ってダボを埋める穴をあけておきます。
ここからは、いよいよ組み立てです。底板と背板を接合したら、両方のセンターに合わせて仕切り板をネジどめしていきましょう。最後に天板を組み付ければ、テーブル本体の組み立ては完了です。
ひと通り組み上がったので、先ほどあけておいたダボ穴をダボで埋めていきます。打ち込んだダボを専用のダボ切りノコでカットするときは、写真のように刃を木材の表面に密着させて、飛び出した部分を切り落としてください。その後、凸凹が残ったところをサンダーで磨いて均しておきましょう。

SECTION.3 
脚の取り付け

最近のオシャレな家具では脚を斜めに取り付けたタイプを見かけますが、これをDIYで実現するのはなかなか難しいのです。あれこれ考えて、今回は斜めの土台を付けることで解決しました。材料にしているのは10cm角の集成材ブロックで、これを10度の角度でカットして使います。

斜めに切り出した木材は、テーブル座金の大きさに合わせてカットします。
カットした台座は、脚が外側に開くように向きを決めてネジどめしてください。このとき、後から取り付ける座金のネジ穴と重ならないように中心寄りにネジを打つようにしましょう。
続いて台座の上にテーブル座金を固定します。
脚には加工材として販売されているラジアタテーブル脚を使用しています。このタイプのテーブル脚は接合部分にボルトが埋め込まれているので、座金にねじ込むだけでしっかり取り付けられます。今回は10cmサイズを使っていますが、長いサイズの脚を好みの長さにカットして取り付けてもいいですね。

完成!

仕切り板のカットや脚の取り付けにひと手間かけたため、シンプルさとデザイン性を両立した仕上がりになりました。収納部のサイズや脚の長さを変えるとまた違う雰囲気になるので、好みのデザインで作ってみてはいかがでしょうか。

この作品を作るのに必要な材料

使用した主な木材

  • パイン集成材 18mm厚 400×415mm 1枚
  • パイン集成材 18mm厚 400×500mm 2枚
  • パイン集成材 18mm厚 300×415mm 1枚

その他の材料

  • 集成材ブロック 100×100×100mm
  • ラジアタテーブル脚 Φ38×100mm
  • 脚取り付け用丸座がね
  • 木ダボ 8mm
  • 軸細コーススレッド 35mm
  • 木工用接着剤

材料は以下からご購入いただけます。

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12件あります
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