くつろぎのひと時をおしゃれに演出
シェブロン柄カフェトレイの作り方

忙しい毎日を送る中、自宅や職場で楽しむちょっとしたカフェタイムは、心をホッとさせてくれる癒しのひとときですよね。コーヒーや紅茶の豊かな香りに包まれながら、特別なリラックス気分を味わえるのも、この時間ならではの魅力です。そんな大切な時間をさらに素敵に彩るのが、自分だけのお気に入りデザインで作る手作りの「カフェトレイ」。今回は、ファッションでも人気のかわいいギザギザ模様「シェブロン柄」を取り入れた、おしゃれなカフェトレイの作り方を詳しくご紹介します。
今回作るもの
木製のチップを使いシェブロン柄を描いた「カフェトレイ」です。手ごろなサイズで、カフェテーブルの上などに置くのにもぴったりです。枠を作り、ベースに同じ形のチップを並べていくだけなので、誰でにでもきれいなシェブロン柄を作ることができます。ここでは水色と白のチップを使用しましたが、カラーは好みなのでお好きな色でペイントしてみてください。

SECTION.1 トレイの枠を組み立てる
使用する主な材料はこちらです。角棒でフレームを作り、底板を取り付けてトレイにします。シェブロン柄はベース板の上にチップを並べて描き底板に貼り付け作ります。

まずはトレイのフレームを作ります。A.とB.の角棒を用意し、底板をピッタリとはめ込めるように段差をルーターで掘っていきます。段差の深さははめ込む底板の高さ4mmにしています。

4本それぞれに段差を掘りました。次に角棒を四角いフレームに組むために全ての端を45度の角度にカットします。

同じ長さのフレームどうしを2本ずつマスキングテープでとめ、段差のある側が短くなるよう45度の角度の線を端に引きます。

片側に斜め線を引いたら、底板のサイズに合わせフレームの長さ調整しもう片側にも45度の斜め線を引きます。そしてながさが同じになるよう2本ずつまとめてカットします。

このように段差のある側が短くなるようにすべての角棒の両端を45度にカットしました。フレームのサイズはお好みですがここでは310×210mmとしています。

斜めカットした側が下にして、フレーム材の長いもの短いものを交互に並べて置き、このように3カ所をマスキングテープでとめつなぎとめます。

マスキングテープでつながった角棒を、四角くフレーム状に組み、端をマスキングテープで仮止めします。

SECTION.2 トレイの底板を取り付ける
フレームの段差にぴったりはまるよう底板をカットするため、サイズを測ります。ここでは317×230mmでした。

測った底板のサイズに合わせてD.のシナベニヤをカットします。

カットした底板をフレームにはめ込み、皿取りキリで下穴を開けてから15mmの極細ビスを使いフレームに固定します。

SECTION.3 シェブロン柄の2色のチップを作る
シェブロン柄を描くためにチップを用意します。チップは塗料で好みの色にペイントしましょう。今回はこちらのアクリル塗料を使い水色と白で塗りました。

C.のヒノキ材をアクリル塗料で塗ります。チップは同数必要なので、同じ分量を用意します。

塗料が乾いたら両端を45度にカットし、同じ長さの平行四辺形のチップを作ります。ここでは長辺が105mmの長さになるようすべてカットしました。

全部で28枚のチップができました。これをベース板に貼っていきます。

SECTION.4 ベースの板をカットしチップを並べて接着
D.のラワンベニヤにフレームの内側サイズの四角い線を引きます。

この線を基準にして端の線に揃えながら、チップをシェブロン柄になるように山型に並べ、木工用接着材で貼っていきます。

接着剤が乾いたら、先にベース板に引いたおいた線に合わせてノコギリでチップごとベース板をカットします。

完成!
ベース板の裏側に木工用接着剤を塗ってフレームの底板に貼り付けたら、カフェタイムに彩りを加えてくれるおシャレなシェブロン柄カフェトレイの完成です。手ごろなサイズのトレイとして使っても良いですが、おしゃれな額として壁に飾ってもちょっとしたインテリアになるでしょう。作り方のポイントは、チップの端をできるだけ正確にカットして、シェブロン柄に並べた時に隙間ができないようにすることです。

使用した主な木材