木の枝のようなデザインがオシャレなブックスタンドを
DIYでチャレンジ

最近、タブレットやスマホで電子書籍を読むスタイルが増えていますよね。 でも、「ページをめくる感触が好き」「紙の匂いが好き」という声も多いことから、まだまだ本は大切な存在です。 そこでお気に入りの本をオシャレに飾って収納できる「ブックスタンド」をDIYでチャレンジしてみましょう。

作るもの

今回は、木の枝のようなデザインが特徴的なツリー型ブックスタンドを作ります。 本を斜めに収納して縦に魅せることでオシャレに飾れます。 しかもこう見えて、頑丈で安定なT字型構造によりバランスが保たれ、底板と背板でしっかりサポートしているので安定感はバッチリなんです。 このブックスタンドの棚を組むときに重要な溝を掘るところから紹介します。

材料

  • ・棚板:桐材 W250×H120×D6mm 5枚
  • ・底板:桐材 W250×H120×D6mm 1枚
  • ・背板:桧材 W600×H50×D9mm 1枚

作り方

SECTION.1 
棚板に溝を掘る

トリマーのビットとガイドを調整して溝の深さを決めます。 ビットのセッティングは必ずバッテリーを外して作業してください。 いきなり本番ではなく、端材などを使って練習しましょう。
棚板の中心に引いた線に沿って、トリマーで溝を掘っていきます。 進め方が早すぎると切断面が荒れるので、適度なスピードを保つようにします。
残り3枚の棚板も同じ作業で加工します。 切断面にバリがでた場合はサンドペーパーで軽くサンディングします。
底板に取り付ける棚板はセンターに溝を掘った後に、底板と接地する面を45度にカットします。
45度にカットができたら、切断面をサンダーでサンディングします。

SECTION.2 
棚板を組み立てる

棚板の溝の部分に、ネジを打つ穴の下穴をドリルで2カ所を貫通させ、裏面から皿取りビットでネジ頭が隠れる程度に掘ります。
溝に木工用接着剤を塗って棚板をはめ込んで組み立てます。 はめ込みができたら、25mmの細ネジを打ち込んで棚を作ります。 棚板は上から下に組むようにしますが、溝にはめにくいときは金づちなどで叩いて組み立てます。
組み立てた棚を底板に取り付ける位置を決めます。 45度にカットした下段の棚板の面を底板にあてて位置が決まれば、印を付けます。
トリマーで溝を掘っていきます。溝の幅があるので繰り返し作業するようにしてください。
棚を底板に取り付けてネジを打ち込みます。 ネジは棚と平行になるように斜めに打ちます。 ネジが曲がったり板割れさせないコツは、下穴を斜めにあけておくことがポイントです。

SECTION.3 
背板を取り付ける

背板の高さを決めて手ノコでカットします。 高さの目安は上段の棚板から少し背板が見える高さがいいでしょう。 高すぎても不恰好なので今回は450mmにします。
さしがねなどを使って背板の垂直をだします。 垂直に立てた背板と棚板が交わるところに印を付け、背板の中央にネジを打つしるしをつけます。 底板は2カ所にしるしをつけます。
ネジを打つ印に下穴をあけ、20mmの細ネジを打って固定します。 背板の取り付けは、底板から上に向かってネジを打つようにします。 上段の棚板に固定させれば、背板の取り付けは完了です。

SECTION.4 
塗装して仕上げる

サンダーで全体をサンディングして木クズを拭き取り、オイルフィニッシュを塗って仕上げます。 ハケで多めの量を塗りましょう。
余分な部分をウエスで拭き取って全体に馴染ませます。
30分ほど乾燥させて2度塗りできたら完成です。

いかがでしたか。大きさも卓上タイプなのでデスク周りもスッキリ整理できますよ。 インテリアとしても見栄えがいいので、ぜひ挑戦してみてください。

この作品を作るのに必要な材料

使用した主な木材

  • (A)桐材 W1820×H120×D12mm 1枚
  • (B)桧材 W1820×H60×D9mm 1枚

その他の材料

  • 木工用接着剤
  • 極細ビス 20mm
  • 極細ビス 25mm

材料は以下からご購入いただけます。