1枚の木材で簡単に作れる
植物をオシャレに飾るプランタースタンド

今回DIYで作るのは、飾るだけで癒してくれるかわいい「プランタースタンド」。 ホームセンターなどで手に入る1枚の木材の材料だけで作れるのでオススメ。 木材で選んだヒノキ材は、水に強くて軽量なのでプランタースタンドに最適なんです。 鉢を入れる穴をあける作業ができれば簡単なのでトライしてみましょう。

作るもの

プランタースタンドは屋外や屋内でも植物をオシャレに飾れるので人気で、リビングや玄関先に観葉植物を飾れば、癒されますよね。 しかも飾るスタンドがオシャレでかわいいものなら水やりも楽しくなるはずです。 今回は並列ではなく、角度をつけてオシャレに見せる工夫を施しています。 鉢を入れる天板の加工から紹介していきましょう。

材料

  • ・天板・側板(中央)W140×H120×D12mm 3枚
  • ・天板(左右)W170×120×12mm 2枚
  • ・側板(左右)W130×120×12mm 2枚
  • ・底板 W450×120×12mm 1枚

作り方

SECTION.1 
中央のスタンドを組み立てる

天板に鉢を入れる穴あけの準備をします。 対角線に線を引き、センターポンチで中心にくぼみをつけます。 これでホールソーの先端が逃げたりズレたりせずに、安定して作業ができます。
ホールソーで削って穴をあけていきます。 回転数を無理にあげずに少しずつ削るようにして穴をあけます。 木材に厚みがある場合、削った木材がホールソーにはまったままになるので、ドライバーなどを差し込んで取り除きましょう。
天板の穴の大きさは鉢の大きさで決まります。 鉢の直径を出す方法は、麻ヒモなどを鉢の外寸に巻いて長さを定規で測りましょう。 ホールソーの口径はその直径に近いサイズを使うので、口径サイズは直径80mmです。
木工用接着剤を塗り、極細25mmのネジを打ち込んで天板と側板を組み立てます。 天板に側板の厚みを写し、皿取りビットを使って下穴処理をしておくと、ネジ頭が隠れてきれいな仕上がりになります。
底板にスタンドを取り付ける位置を決めて印をつけ、スタンドの厚みの線を引きます。 下穴処理をした後に、ネジを打ってスタンドを取り付けます。底板に取り付けができたら、中央のスタンドの組み立ては完了です。

SECTION.2 
左右のスタンドを組み立てる

天板を傾けて角度を決めます。 角度をつけると全体がかわいい印象になりますが、角度をつけすぎると鉢が底板にぶつかっちゃうので注意してください。 分度器を使って正確な角度をだすといいでしょう。 今回は110度です。 角度が決まれば、中央スタンドの側板に印をつけます。
ホールソーで削って穴をあけていきます。 左右の天板は中央の天板より長くしていて余分な部分をカットする必要があるので、カット分のサイズを測って穴をあける位置を決めるようにしましょう。
角度切りした天板を中央スタンドにセットし、下穴をあけます。下穴は斜めにあけるようにしましょう。
天板をしっかり抑えて固定させ、ネジを斜めに打ち込んで取り付けます。 通常のドライバービットでは届かないので、ロングドライバービットでネジを打つようにします。
側板を取り付ける高さを決めて印をつけます。 印をつけて線を引いたら、ノコギリでカットします。 底板には側板を取り付けるところに印をつけます。
下穴処理をした後、天板側と底板側それぞれにネジを打ち込んで側板を取り付けます。 クランプなどでしっかり固定させると、ネジが打ちやすくなります。

もう片側も同じ作業工程を繰り返して、スタンドを組み立てます。
左右の側面の際に沿って底板の余分な部分をカットします。 カットができたら左右のスタンドの組み立ては完了です。

SECTION.3 
塗装して仕上げる

全体をやさしい印象に見せるため、サンダーで角を落とすように磨いて丸みを持たせます。
オイルフィニッシュをしっかり馴染ませて塗っていきます。 ウエスも使ってムラがないよう上手に塗るようにします。
30分ほど乾燥させたら完成です。

いかがでしたか。今回は3号鉢でしたが、飾りたい観葉植物を入れる鉢のサイズに合わせて大きさをカスタマイズしたり、同じもの複数作って飾るなどして楽しんでみてください。

この作品を作るのに必要な材料

使用した主な木材

  • ヒノキ材 W1820×H120×D12mm 1枚

その他の材料

  • 素焼き鉢3号
  • 耐水性木工用接着剤
  • 極細ビス 25mm

材料は以下からご購入いただけます。