オブジェとしても素敵な積み木風ブロックランプ

夕食を終えた後のリラックスタイムに、気持ちが落ち着くリラックスできる明かりが欲しいと思うことはありませんか?明るすぎず、メインの照明の代わりに夜の室内を優しい光で演出してくれる素敵なランプ。明るい時間にはオブジェとして部屋を飾ってくれる、そんなランプがあるといいなと考えて、小さいウッディなランプを提案してみました。

作るもの

  • 光を通さない木材でランプを作ろうとしたら、光が漏れるすき間を設けながらデザインする必要があります。縦や横の桟にしたり、格子を組んだりするアイデアもありますが、今回はウッドブロックをつなぐ方法で作ることにしました。できあがりは写真のとおりです。点灯したときのランプ自体のシルエットが素敵なのは計算どおりですが、台や壁に漏れる光が幻想的に見える意外な演出効果があるのは発見でした。点灯していないときも、ウッディなオブジェとして存在感がありますよ。

材料

    • ・工作材(立方体):27×27×27mm
    • ・工作材(立方体):10×10×10mm
    • ・15mm厚ヒノキ材(スギ材、集成材など)
    • ・コード付レセップ(中間スイッチ付)口金E17用
    • ・LED電球(口金E17)

必ずLED電球を使いましょう!

今回、製作するようなオリジナルのランプには、光源としてLED電球をおすすめします。いや、必ずLED電球を使ってください。小さい電球としては、白熱電球やクリプトン電球もありますが、このタイプの電球は点灯すると発熱して高温になります。可燃性の材料を使うことが多いDIYのランプに発熱するタイプの電球を使うと、場合によっては発火する危険性があるのです。それに対してLED電球は発熱しないのを特徴としています。安全のためにも必ずLED電球を使いましょう。

ちなみに、今回作るような小さいインテリアランプには、小型のE17型で広配光タイプのLED電球を選ぶとよいでしょう。電球の光色は、アンバーな落ち着いた色の電球色がおすすめです。

作り方

SECTION.1 ブロックの連結

  • 立方体の工作材をブロックと呼ぶことにしますね。ランプシェードを作るには、大きい方のブロックを主な材料として、小さいブロックでつなぎます。今回は、ブロックが4列×4段に並んだ立方体を作るために、4つの側面と1つの上面の5つのパーツに分けて作っていきます。

    写真は4列×3段の側面を作るために、必要なブロックを仮置きしたところです。始める前にこうして並べ方を把握しておくと、つなぎブロックの付け方がわからなくなるのを防げますよ。

    ブロックをそろえるジグを作りましょう

    作業台の上に2本の角材を直角に組み合わせて両面テープで固定しておくと、列と段をきれいにそろえられるジグになります。作業の効率化もできるので、作っておくのがおすすめですよ。

  • 大きいブロックの中心に、小さいブロックを接着していきます。接着する箇所がとても多いので、時短のために瞬間接着剤を使いましょう。『瞬間』とはいえ、接着剤が硬化するまでには数十秒はかかります。その間、しっかり押さえて固定してください。小さいブロックを2方向に付けるものは、取り付ける面を間違えないように注意。

SECTION.2 パネルの組み立て

  • 続いて1段ずつブロックを連結していきます。ここで直角ジグの出番です。ブロックの左隅と下側をジグに押し当てて、面をそろえた状態で固定しましょう。まず、1面を作るために必要な3段分を連結してください。

  • 3段分の連結パーツができたら、それらを縦に連結して1面分を完成させます。最終的に、側面に使う4列×3段を2枚、2列×3段を2枚、上面に使う4列×4段を1枚作ってください。ここまでは単調で時間のかかる作業になるので、好きなラジオ番組でも聴きながらのんびりやってください。飽きないように、1日に1~2面ずつ作っていくのもいいでしょう。

SECTION.3 パネルの連結

  • お待たせしました。いよいよシェードの形に組み立てていきます。側面のパネル同士を接着して、まず3段のロの字型を作ります。最後に上面のパネを接着固定すれば、シェード部分の完成です。

  • 最後に台座の真ん中にレセップをネジどめして電球を取り付ければ、光源のセットも完了です。

完成!

  • 台座にシェードを乗せてブロックランプの完成です。今回は、ブロックの組み立てに瞬間接着剤を使用しました。この時点でひとまず固定できていますが、接着剤が完全硬化して強度が高まるまでには一晩から一日かかります。それまではあまり動かさないようにしてください。

使用した主な木材

  • ヒノキ材(スギ材、集成材):15×140×140mm 1枚