ベンチやローボードとしても活躍。
温かな木のぬくもりが感じられる
多機能ローテーブル

限られたスペースでも効率よく使える便利なインテリアとしてオススメなのがローテーブルです。 テーブルとしてはもちろん、収納スペースとしても使え、視界を遮らないため圧迫感がありません。 また、シンプルなデザインならどんなインテリアにも馴染みます。 さらに、しっかりとした作りならダイニングベンチとしても活用可能です。 そんな多機能で便利な、木のぬくもりを感じられるローテーブルを作ってみました。

作るもの

木製の板をコの字型に組んだシンプルなローテーブルです。 北欧カラーで塗装することで、温かみのある雰囲気を演出しました。 厚みのある木材を使用することで、ダイニングベンチとしても十分な強度を確保。 棚板のスペースは、お使いのバスケットや収納ボックスに合わせてアレンジできます。 カラーは自由ですが、お部屋の雰囲気に合わせた色合いにすると、作る楽しさもアップするでしょう。

材料

  • ・集成材(杉材、ヒノキ材など):24×350×2400mm 2枚

木材はお好みのもの、手に入りやすいもので構いません。 ベンチとしても使用するため十分な厚みのある丈夫な板材を使用してください。 ここでは24㎜厚の集成材を使用しました。

作り方

SECTION.1 板のカット

こちらの作品は全て24mm厚の集成材を使用しています。 お好みの高さ(ベンチの平均的な高さは40~50cmです)や幅になるように板材をカットして天板(座面)、棚板、脚を作り、組み立てます。 厚みのある木材のカットはホームセンターに依頼するのがオススメです。

SECTION.2 組み立て

カットした天板用の板材に、取り付ける脚の厚みを写し取ります。 天板側から3カ所でねじ止めしますがネジ止めで板が割れないようまず下穴を開けておきます。
次に下穴を開けた場所に8㎜のダボ穴ドリルビットを使いダボ穴を開けます。 ダボ穴からネジをとめるのでダボ穴ビットに丁度いい深さになるよう塗料で印を付け、穴が貫通しないよう注意しながら慎重に作業を行います。
天板と脚の接続部分に木工用接着剤を塗り天板の下側から脚を正確に直角に組み合わせます。 直角に保持するためにコーナークランプを使うと便利です。
ダボ穴からネジを3カ所に打ちしっかり固定します。 反対側の脚も同じようにして取り付けコの字型に組みあげます。

SECTION.3 棚の取り付け

棚板を取付けていきます。 棚板は天板よりも少しスリムは300mm幅にカットして使用しました。 実際に使用するカゴや収納箱などを用意し、ちょうどいい棚の高さを決め適切な棚の位置を決めて印をつけます。
印に沿って脚の内側から下穴を開け、その位置を目印にして外側から8mmのダボ穴を開けます。 こうすることで内側と外側で寸法を2度測る手間が省けます。
反対側にも同じようにダボ穴からネジを打ち、棚板を固定します。
使用するカゴや収納箱の幅に合わせてスペースを測り、天板の裏に印を付けて下穴を開けます。 その下穴を目印にして天板の上側からダボ穴を開けネジを打ち仕切り板を固定し、ダボでダボ穴を埋め余分な部分はダボ切りノコでカットします。

完成!

これで完成です。今回はナチュラル仕上げにしてみました。お好みで、北欧カラー(下記コラム参照)などで塗装をして仕上げるのもおススメです。 色選びは自由ですが、インテリアや他の家具とのバランスを考えて決めると、統一感のある仕上がりになります。 DIY初心者でも比較的簡単に作れるこのローテーブル。ぜひ、お部屋にぴったりのカラーで仕上げて、暮らしに取り入れてみてください!

北欧の自然や暮らしから生まれた
シンプルで心地良い色合い「北欧カラー」とは?

北欧カラーという言葉を聞いたことはありませんか。 それは北欧の自然や気候から生まれたカラーで、どれも北欧の自然や暮らしから生まれた、ナチュラルでシンプルかつ洗練された色合いです。

北欧の人たちが、陽射しが弱く屋外で自然と触れ合うことが難しい長く厳しい冬を心地よく乗り切るために、 できるだけ室内を明るくナチュラルで温かみのある色で彩りたい、と考えた結果生まれた色だといわれています。

主に以下のようなカラーが、北欧カラーとされています。

  • ※色番号・色名はロイモールで取り扱い中のメーカー直送塗料の色番号・色名になります。
  • 雪ややわらかな陽光をイメージさせる淡いベージュ

  • 北欧の空や湖の色を連想させる、落ち着きのあるグレー

  • 北欧の空や湖の色を連想させる、落ち着きのあるブルー

  • 優しい温かみのある淡いピンク

  • 冬の室内に日差しのような明るさを添えるパステル調のイエロー

  • 自然と調和し、リラックス空間を演出するグレーグリーン

北欧カラーは、室内を明るくし、自然を感じさせる穏やかな雰囲気を作り出します。 DIYで取り入れれば、北欧の人たちのような、ナチュラルで心地良い暮らしが味わえるかもしれませんね。

この作品を作るのに必要な材料

使用した主な木材

  • 集成材:24×350×2400mm 2枚

その他の材料

  • 木工造作用ビス
  • 木ダボ 8×25mm
  • 木工用接着剤

材料は以下からご購入いただけます。