北欧生まれのインテリアアイテム
ファブリックボードで部屋を飾ろう

壁をすてきに飾れるアイテムはないだろうか……と探していたときに目にとまったのが、木製パネルに布を張ったファブリックボードです。 北欧発祥のこのアイテムは、カラフルな色合いや大胆な柄を好んで使い、冬を明るく過ごすアイテムとして親しまれているそうです。 布の柔らかな風合いも、ソファやカーテンなどと好相性。 自分で作れるようになれば、季節や気分に合わせて付け替えるなど楽しみも広がりますよ。

作るもの

完成品を購入すれば、人気のデザインハウスが手掛けたものなどすてきなファブリックボードを飾ることができます。 しかし、既製のものは柄やサイズ、形が決まってしまいます。 せっかくなら、自分の思いのままに壁をデザインしたいですよね。 そこで、自分で選んだ布地を飾り方に合わせて最適なサイズで自作しましょう、というのが今回の提案です。

材料

  • ・枠:ヒノキ 18×18mm(必要な長さ)
  • ・張り下地:MDF材 2mm厚(必要な大きさ)
  • ・お好みの布地

作り方

SECTION.1 
枠を作る

ファブリックボードを飾りたいスペースから、完成サイズと形(正方形か長方形か)を決め、それに合わせて枠材をカットします。
枠の組み立ては、材料の割れに注意。 ネジを打つところに先に下穴をあけておき、極細タイプの木ネジを使って4本の材料をロの字に固定しましょう。

SECTION.2 
MDFボードを張る

枠に布地を張るだけではたるみやシワができやすいので、下地を作っておきます。 まずは材料のMDF材に先ほど組み立てた枠をあて、外側に沿って線を引いて形をとりましょう。 それができたら、ノコギリでカットして切り出してください。
下地のMDF材は接着して取り付けます。 枠に一周ぐるりと木工用接着剤を塗って、MDF材を貼りましょう。

ちなみに、木工用接着剤はただ材料同士をくっつけるだけでは十分な強度を発揮してくれません。 木材を貼り合わせるときは、初期硬化するまでの10~15分ほどは接着面を押し付ける圧着をして、接着が安定するのを待ちましょう。

写真ではクランプを使って圧着していますが、持っていなければ上に重しとして本などをのせておけばOKです。

SECTION.3 
布地を張る

ここからは、いよいよ布地を張って仕上げていきます。 まずは少し大きくカットした布地の上に枠をおいて位置を決めます。 このとき、柄の位置や傾きのチェックをするのをお忘れなく。

決まったら、はみ出した布地を裏側に折り返して、たるみができないように軽く張りながら4辺の枠のセンターにタッカーでとめます。

角のところは、両側の布地をまとめるように折り込んでおいてからタッカーでとめましょう。 重ねた布地が厚くならないようにきれいに折っておくと、壁に掛けたときにすき間が目立ちませんよ。
布地の張り具合をチェックしながらさらに1辺を2箇所ずつタッカーどめしてから、余った布地をハサミで切り落とします

完成!

同じ柄で色違いのボードを作ったり、似たテイストの柄違いのボードを作ったりして複数のファブリックボードを組み合わせると、飾る楽しみが広がります。 布地選びや枠作りを楽しみながら、壁をデザインする感覚で利用してみてはいかがでしょうか。

この作品を作るのに必要な材料

使用した主な木材

  • ヒノキ 18×18mm
  • MDF材 2mm厚

その他の材料

  • 木工用接着剤
  • お好みの布地

材料は以下からご購入いただけます。