

座面のバリエーションを楽しもう
座り心地満点の小ぶりなウッドスツール
座り心地満点の小ぶりなウッドスツール
お部屋でちょっと腰を掛けたいとき、あると便利なのが小ぶりなスツールです。
スペースを取らず、フラットな木の座板ならちょっとしたサイドテーブルとしても活躍します。
また、クッション付きなら座り心地も快適。
そんなお気に入りの一脚を、自分の手で作ってみませんか?
自作すれば座板の形やカラーも自由自在です。
作るもの
30mm角の角材を十字に組んだ補強材を使い、丈夫でシンプルなスツールを製作しました。
脚はすべて同じ作りで、座面は3タイプのバリエーションをご紹介しています。
座板の作り分けは簡単なので、お部屋の雰囲気やインテリアに合わせて、好みのスタイルに仕上げてください。


材料
- ・脚:ヒノキ材 30×30×500mm 4本
- ・つなぎ材:ヒノキ材 30×30×240mm 2本
- ・補強材:ヒノキ材 30×30×300mm 2本
- ・座板:ラジアタパイン集成材 18×350×500mm 1枚

作り方
SECTION.1
つなぎ材の加工と組み立て
まずは、座板と脚を接続するつなぎ材を加工します。
2本の角材をマスキングテープで仮どめし、切り欠き部分に印をつけます。
内側をノコギリで細かく切り込み、印の深さまで切り進めます。
切り込み部分はノミで丁寧に取り除きます。

今回は、脚が安定するよう80度の角度をつけて取り付けます。
2本のつなぎ材の両端が、組み合わせた時に八の字になるように80度の線を引き、ノコギリでカットします。
切り欠きどうしを組み合わせて十字に組み、裏側からネジで固定します。

SECTION.2
脚の組み立て
4本の脚の両端が平行になるようそれぞれに80度の角度の線を引き、ノコギリでカットします。

脚をネジで取り付けます。
板割れを防ぐため、事前に下穴を開け、ネジの頭が飛び出さないよう皿取りビットで座ぐり穴を作っておきましょう。

65mmのネジを使って、4本の脚をつなぎ材にしっかり取り付けます。

SECTION.3
補強材の接続
脚の中間部分に補強材を取り付けます。
取り付け位置に印をつけたら、対向する脚の距離を測り、補強材の長さを調整。
つなぎ材と同じく十字に組み、4方向からネジで固定します。

SECTION.4
座板のカット
今回は18mm厚のラジアタパイン集成材を使用しました。
座板の形はお好みでOKです。
コンパスを使って正八角形を描くもよし、丸くするもよし。
ジグソーで丁寧に切り抜いていきましょう。


SECTION.5
クッション脚の組み立て
座り心地をさらに良くするため、クッションを加えるのもおすすめです。
用意するのは、市販の丸板、丈夫な生地、厚さ9mmのウレタンチップスポンジ2枚。

まず、座板の形をスポンジに写し取り、一枚は座板と同じサイズ、もう一枚は一回り大きくカットします。

大きな方を下にして両面テープで2枚のスポンジを重ね、さらに座板に両面テープで貼り付けます。
そして、生地の上に裏返して乗せ、生地を引っ張りながら、伸ばした生地をタッカーで座板に細かく打ち留めて固定します。

SECTION.6
塗装と仕上げ
脚はそのままでも構いませんがここでは、木材着色用のブライワックスで仕上げました。

座面は丸いものを水性塗料の「North Island(0552)」で、八角形のものを同じく水性塗料の「Hidden Jade(0726)」を使用し筆塗りで仕上げています。


塗料が完全に乾いたら、65mmのネジを使って座板の裏側から脚を固定します。
ネジを打つ際はつなぎ板にすでに打っているネジを避けるよう、中心を少し外し、斜めに打ちこむといいでしょう。

完成!
これで完成です! 脚の作りは同じですが、座板は「丸型」「八角形」「クッション付き」の3タイプで作り分けてみました。
座面の高さは、ご家族が座りやすいように調節してみてくださいね。

この作品を作るのに必要な材料
使用した主な木材
- ヒノキ角材 30×30×1200mm 4本
- ラジアタパイン集成材 18×350×500mm 1枚
その他の材料
- 防音材
- ブライワックス
- 水性多用途塗料 室内用 【0552】North Island
- 水性多用途塗料 室内用 【0726】Hidden Jade
材料は以下からご購入いただけます。
- ※水性多用途塗料はメーカー直送になります。お届けまでにはお時間を頂戴いたします。
- ※水性多用途塗料は他の商品と一緒に注文できません。お手数ですが別々にご注文願います。
15件あります
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