

自由なデザイン設計で自分好みにオシャレに飾れる
ヴィンテージ風のウォールシェルフ
ヴィンテージ風のウォールシェルフ
壁面を最大限に有効活用した“見せる収納”の代表的なウォールシェルフ。
小物類のコレクションや写真などを飾ると、お部屋もすっきりとして開放感あふれる雰囲気になり、インテリアとしてアクセントにもなります。
市販の物もいいですが、DIYでお部屋に合わせオリジナルを作ってみませんか。
今回は、高級感を演出するヴィンテージ風のウォールシェルフを紹介しましょう。
作るもの
オリジナルのウォールシェルフを作るには、デザインをプランニングするところから始めます。
収納の目的や用途をイメージし、デザインをスケッチします。
スケッチはラフな下書きでかまいません。
ここでポイントは作る工程をブロックごとに区別しておくことです。
大まかにボックスとL字棚に分けて、ボックスから作っていきます。

そしてもう一つ大切なのが、今回は相欠き継ぎで組み立てます。
そのため、組み立ての前に切り欠きの加工が必要になるのできちんと位置を決めておきましょう。
また、全体のサイズを決めてボックスなどパーツ部分の寸法を出しておくと作業が捗りますよ。

作り方
SECTION.1
ボックスを組み立てる
🅐正方形大、🅑正方形小、🅒長方形とそれぞれのボックスで使用する材料をカットして切り出します。

まずは、🅐のボックスから組み立てます。
相欠き継ぎの位置を決めたところに、木材の幅100mmの半分の50mm、厚み12mm分の線を引きます。
正確な位置が求められるので、ストッパー付き定規を使うと便利です。
また、ズレを防ぐため鉛筆の芯はしっかり削っておきましょう。

ノコギリでカットします。
最初はノコギリを倒し削っていき、印の近くになったら立てて切り込みを入れます。

ノミの上から金づちでたたいて切り落としてます。
切り落とす場所は線ギリギリではなく、少し手前から落として仕上げていきましょう。

🅐のボックスの切り欠き加工ができました。

同じ作業で、🅑と🅒のボックスの切り欠き加工をします。

🅐を組み立てていきましょう。
皿取りビットを使って下穴処理をした後に、ネジを打って固定します。
組む木材同士にマークなどを付けておくと、切り欠きの位置の間違いを防いでくれますよ。

🅐のネジ止めができた後、🅑と🅒も同じ作業をして組み立てれば、ボックスはできあがりです。

SECTION.2
L字棚を組み立てる
ボックスの工程と同じ作業で切り欠き加工をします。

ネジを打ち込んでL字に組んでいきます。
2組をネジで取り付けたら、L字棚のできあがりです。
切り欠きの向きを間違えないように注意しましょう。

SECTION.3
塗装して仕上げる
全体を水性ステインで着色していきます。使用しているのは水性木部着色剤のマホガニーブラウンです。

乾燥が確認できたら、オイルステインを塗っていきます。
こちらは、ジャコビーンを使用しています。ウエスで塗って浸透させてください。

乾燥後、全てのパーツを相欠き継ぎで組み合わせます。
はめ込みがきつい場合は、端材の上から金づちでたたいて調整してください。

完成!
パーツのはめ込み後、壁掛け用で耐荷重性が高いL型フックを取り付けたら完成です。
L型フックはバランスがとれるよう2カ所を対角線に取り付けると飾った時に安定します。
今回は1枚の木材から製作できるサイズに収めましたが、お好みのデザインやお部屋に飾る空間に合わせて木材を揃えてチャレンジしてみてください。

この作品を作るのに必要な材料
使用した主な木材
- ヒノキ材 W1820×D12×H100mm 1枚
その他の材料
- L型ブラケット
- 水性ステイン
- オイルステイン
- 木工用接着剤
材料は以下からご購入いただけます。
7件あります
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