

リビングにさりげなく馴染むシンプルで小さなデスク
家事の合間にメモを取ったり、本を読んだり、PCやタブレットで調べものをしたりと、ちょっとした作業ができるようにリビングに小さいワークスペースがあると便利なのでは?
そう考えてイメージしたのが、シンプルで小さなデスクです。
頑丈さよりもスマートさを優先してデザインすれば、ナチュラルなインテリアにも溶け込みますよ。
寝室や子ども部屋でもニーズがありそうですね。
それぞれの置きたいスペースに合わせて作ってみてはいかがでしょうか。
作るもの
デスクの奥行を棚などと差がない45cm程度に抑えると、並べたときに出っ張らずスマートに収まります。
今回は横幅を資料を置いてPC作業ができる60cmに設定しましたが、サイズは自分の主な作業に合わせて決めるとよいでしょう。
また、PCやレシピ本などをすっきり収納しておけるように、大きめの引き出しをつけています。

作り方
SECTION.1
フレームを組み立てる
デスク本体は木材でフレームを作るように組み立てていきます。
まず最初に、脚を左右のパートにわけて鳥居型のフレームを組み立てるところから始めましょう。
長いほうの脚材に深さ10mmの穴をあけて、横方向に入れる短い脚材を上下にネジどめしてください。

横方向の材料は、上側は上端に合わせ、下側は100mmのところに固定しています。

左右のフレームを3本のつなぎ材で連結し、本体フレームとして組み上げます。
前側のつなぎは、スライドレール台座を取り付ける分だけ上端から下げた位置に固定してください。

SECTION.2
本体を完成させる
引き出しには、スムーズに開閉できるスライドレールを使用します。
取り付けるための準備として、本体フレームの左右にスライドレール用の台座を固定しましょう。
台座の後ろ側は、つなぎのフレームと干渉しないように、あらかじめ切り欠いておいてください。

フレームを組み立てるときにあけた穴は、すべてダボを打ち込んで埋め木処理をします。
はみ出した余分なダボを切るときは、専用のノコギリを写真のようにしならせて木材の表面に沿わせた状態で挽くのがポイントです。

SECTION.3
引き出しを取り付ける
引き出しは、枠の溝に底板を差し込む方法で取り付けることにします。
枠材の下側にトリマーを使って底板の厚みで溝を切っておき、コの字型に組み立てたところで底板を差し込みましょう。
最後に残りの枠材を固定すれば引き出し本体は完成です。

スライドレールは使用する製品に付属の説明書を参考にして取り付けてください。
作業としては、台座にスライドレールを固定してから、引き出し本体を取り付ける流れになります。
スライドレールは、両側の高さと水平をそろえるように注意しましょう。

引き出しの前面には化粧板を取り付けます。
バネクランプや両面テープを使って化粧板を引き出し本体に仮どめしておき、裏側からネジを打って固定しましょう。

最後に、引き出しのセンターにつまみを取り付けて仕上げます。
ドリルで貫通のネジ穴をあけ、裏側からボルトを差し込んで締め付けてください。
つまみは小さいパーツですが、材質やデザインでデスクの印象が変わるので、ちょっとこだわって選びたいですね。

SECTION.4
天板を取り付ける
天板を固定する金具は、重みを支えるものではないので、目立たない小さいものがおすすめです。
フレーム側は半分程度がかかるようにして四隅に固定しましょう。

フレームとの位置を合わせて天板を置いたら、金具にネジを打って固定します。

完成!
あまり頑丈さを求められないサイズということで、フレームに細めの木材を使用したスマートな印象のデスクに仕上がっています。
一般的なワークデスクほど存在感が強くないので、リビングなどに置いても違和感はありません。
写真や植物などを飾って、チェスト兼用のデスクとして使うのもよいですね。
この作品を作るのに必要な材料
- 天板:パイン集成材(R加工) 18×450×910mm 1枚
- 脚:ヒノキ 27×40×700mm 4本
- ヒノキ 27×40×350mm 4本
- つなぎ:ヒノキ 27×40×505mm 3本
- スライドレール台座:ヒノキ 12×70×420mm 2本
- 引き出し枠:ヒノキ 12×70×460mm 2本
- ヒノキ 12×70×275mm 2本
- 引き出し化粧板:ヒノキ 12×70×504mm 1本
- 引き出し底板:MDF 5×445×284 1枚
- スライドレール 1セット(引き出しの奥行に適合するサイズ)
- つまみ 1個
- ミニ金具 25.5mm 4個
- 塗料:水性多用途塗料 室内用
材料は以下からご購入いただけます。
17件あります
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