

窓からこぼれる優しい灯りがあたたかい
バルサ材と漆喰で作る小さな灯りの家


バルサ材と漆喰で作る小さな灯りの家
ほのかな灯りでお部屋を優しく照らし、空間をおしゃれに演出してくれるインテリア用ランプは、市販のLEDイルミネーションライトを使うと、意外に簡単に作ることが可能です。
例えばカッターでカットできるバルサ材と、漆喰風の塗料の組み合わせで、このような小さなおうち風ランプも簡単に作れます。
とてもお手軽に試せるので、ぜひ作ってみてください。
作るもの
まるで陶器のような独特な風合いを持つインテリアライトです。
主な材料はバルサ材で、窓部分もカッターで切り抜きます。
接着剤を使って箱状に組み立て、表面に漆喰風塗料を塗り、家の中に市販のLED ストリングライト押し込んだら完成です。
多少の隙間は漆喰風塗料で埋まってしまうので、窓の形など少し崩れても気にしなくても大丈夫です。

作り方
SECTION.1
材料を用意する
材料はこちらです。3×80×600mmバルサ材2枚と、5mm角のヒノキ角材を使います。
角材は補強用で灯りにはUSB電源で点灯するLEDストリングライトを使います。

SECTION.2
バルサ材をカットする
前後の五角形の壁と、屋根の分長めにとった左右の壁、計4枚の壁の寸法をバルサ材に書き、その4枚に窓の形を描いていきます。
あらかじめ窓のサイズを切り抜いておいた、厚紙のテンプレートなどを用意すると作業しやすいでしょう。

窓が描けたら、バルサ材をカットし前後と、左右の長方形の壁を作ります。
左右の壁は、三角屋根になる部分が必要なのでその分(ここでは55mm)長くとっています。
作る作品の大きさに合わせてください。

SECTION.3
窓部分を切り抜く
バルサ材をカットしたら、次にそれぞれの壁に描いた窓と出入り口の穴を切り抜いていきます。
バルサ材は割れやすいので、いきなりカッターでカットするのではなく、まずはすべての窓の4つの角に千枚通しで貫通穴をあけます。

次にデザインナイフの直線刃を使い、金づち上から軽くたたようにしカットします。
バルサ材は繊維が残りやすいので、刃で押し切るようにしっかりたたいてカットします。

カットしたバルサ材に残ってしまったバリなどは、目の細かいやすりを使って取り除いておきます。


SECTION.4
屋根部分を作る
側面の壁パーツを使って屋根を作ります。
前後の壁パーツよりもあらかじめ55mm長くとっているので、その部分を折り曲げ三角屋根にします。

屋根と壁の境目に線で印をつけ、カッターを使って切れ目を入れます。
切り目の深さは材の厚みの半分ほど、くれぐれも切断しないように注意しましょう。

切れ目ができたら定規を当て、慎重に屋根になる先端部分を持ち上げて軽く曲げます。
これをもう一つ作ります。

SECTION.5
補強材をカットし接着する
補強用の5mm角ヒノキ材をカットします。こちらを瞬間接着剤で壁パーツの端に接着します。

五角形にカットした前後の壁パーツの断面ぎりぎりにこのように接着します。左右の壁はこの補強材に接着します。

前後の壁に左右の壁を接着して、屋根の部分も軽く曲げながら接着し家の形を組み上げます。
力を入れすぎるとバルサ材が割れてしまうので慎重に作業してください。

SECTION.6
漆喰風塗料で塗装する
白く塗装していきます。
切り抜いた窓の淵部分は漆喰風塗料が乗りにくいので先に白い水性塗料で塗っておくといいでしょう。

窓を塗り終えたら漆喰風塗料を、少し厚めに盛っていくように塗っていきます。
壁と壁のつなぎ目などは漆器風塗料で埋めていくと境目がわからなくなります。

塗り終わりました。
表面が厚みのある漆喰風塗料で覆われたことで、元の材料であるバルサ材の印象がなくなり、まるで陶器のような質感に仕上がりました。

塗料が乾いたら、底部分からLEDストリングライトを入れます。
きれいに入れる必要はなく、軽く丸めて押し込んだほうがLEDはランダムになり自然な灯りになります。
USB端子は後方の出口の穴から取り出します。

完成!
これで完成です。
USB端子をUSB電源やモバイルバッテリーなどにつなぐとこのように窓からほのかに灯りがもれだして、部屋を優しく照らしてくれます。
簡単にできるので、いくつも作り並べてみるのもかわいらしいですね。

この作品を作るのに必要な材料
- 壁・屋根:バルサ材 3×80×600mm 2枚
- 補強用:ヒノキ材 5×5×900mm 1本
- 塗料:プラスターメディウム(漆喰風)
- LEDストリングライト
材料は以下からご購入いただけます。
10件あります
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