シンプルで実用的!
ヴィンテージ風2人掛けベンチ

2人掛けの小さなベンチは、リビングやダイニングにレイアウトすると、座るだけでなくプランタースタンドや、お気に入りの雑貨などを飾るディスプレイスペースとしても活躍してくれます。 さらに軽くエイジング加工を施して、ヴィンテージ風に仕上げてみると自分だけの作品感がまし、よりおしゃれに見えてオススメです。

作るもの

3種類の木材を使ってシンプルな2人掛けベンチを作ります。 軽量で持ち運びもしやすいのでお部屋のいたる場所で活躍してくれるでしょう。 ダメージ加工を施し、ペイントもヴィンテージ風に汚し塗装で仕上げたのがポイントです。

作り方

SECTION.1 
木材をカットする

使用した木材はこちらの3種類です。 脚フレームは30mm角の角材、背フレームは27×40mmの角材、座面と背もたれには15×90mmの板材を使用しています。 すべてヒノキ材でこちらの材料を寸法通りにカットします。
カットした背フレームは、デザイン的なアクセントを加えるために背中の部分に少しテーパー(傾斜)をつけてノコギリでカットし、カンナをかけます。
次に脚フレーム用の30mm角の角材をコの字に組み立てます。 室内用にちょうどよい座面の高さになるよう、が少し低めの400mmほどの高さになるよう脚は385mmにカットしています。

SECTION.2 
フレームを組み立てる

前側の脚フレームを、640mmの長さの座面フレームとコの字に組み、接続部にダボ穴をあけてから45mmのネジを打ちで固定します。
同じようにして座面の左右フレームもネジで固定しこのような形に組みあげます。
次に、先にカットしテーパー加工を施していた背フレームを同じようにダボ穴をあけてからネジ打ち固定します。 座り心地を考え、テーパーをつけた部分が、座った際に背中に触れるような配置にします。

SECTION.3 
ダメージ塗装をする

次に座面用の板材を用意します。座面板は27×40×750mmのヒノキ材を4枚使用。 取り付ける前にヴィンテージ感を出すためにダメージ加工を施します。 使用するのはこちらの塗装はがしなどに使用するカップワイヤーです。
カップワイヤーを電動ドリルドライバーに取り付け、板材をクランプで固定したら、表面を適度に荒らします。 ダメージはつけすぎないように注意しましょう。
次に組み立てておいたフレームに塗装を施します。 水性多用途塗料のLemon Stickを使ってみました。
座面部分は木部用のワックス塗り深みのある色合いに仕上げました。
先にダメージ加工を施しておいたので、独特の風合いに仕上がりました。
塗装した座面板を、フレームにネジで固定します。 背フレームと干渉する角は、寸法を測りノコギリでカットして調整します。
使い古したハケの先端をハサミでカットし、ミルクペイントダストメディウムを少量とって、キッチンペーパーなどで軽くこすり取ってから、塗装したフレームに薄くかすれるように塗布します。
ダストメディウムは、厚塗りはせず、かすれさせながら薄く塗ることでこのようにホコリをかぶったような質感が生まれ、ヴィンテージ感を演出できます。

完成!

これで完成です。ダメージ加工や、汚し塗装を施したことで適度なヴィンテージ感を演出することができました。 2人で座るには十分なサイズですがコンパクトなのでプランタースタンドとしても使いやすいでしょう。

この作品を作るのに必要な材料

  • 脚フレーム:ヒノキ材 30×30×1820mm 3本
  • 背フレーム:27×40×1820mm 1本
  • 座面・背もたれ:ヒノキ材 15×90×1820mm 2枚
  • 塗料:水性多用途塗料 室内用 【0845】 Lemon Stick
  • 塗料:ミルクペイント(ダストメディウム)
  • 塗料:ブライワックス(ラスティックパイン)

材料は以下からご購入いただけます。

  • ※水性多用途塗料はメーカー直送になります。お届けまでにはお時間を頂戴いたします。
  • ※水性多用途塗料は他の商品と一緒に注文できません。お手数ですが別々にご注文願います。
16件あります
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