大きいサイズでも比較的安価で、材質が均一なため、内装材や家具材としてプロも利用するパイン集成材は、DIYの愛好家たちにも人気の素材です。厚さや幅のバリエーションが豊富なこともありますが、木目のはっきりしたナチュラルな雰囲気に仕上げられることも、ついつい使いたくなる理由でしょう。無垢材に比べて反りやくるいが少ないため、初心者が扱いやすい木材でもあります。
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パイン集成材とは
マツ科の針葉樹であるパインの間伐材などから、節や割れた部分を取りのぞいて切り出した小さい角材を、接着剤などで貼りあわせたものがパイン集成材です。軽く柔らかで加工しやすく、後々はあめ色への変化を楽しめるといったパイン材の魅力を備えながら、無垢材に比べて反りなどの変化が少ないメリットがあります。幅の広い一枚板や太い角材を比較的手ごろな価格で使えるため、インテリアや家具の材料として安定した人気があります。
パイン集成材のおもなサイズ
箱ものや本立てなどに使いやすい薄い木材から、天板として安心して使える厚い木材まで、用途にあわせて厚さを選べるところも、集成材の魅力です。
・厚さ9mm:幅150、200、250、300mm
・厚さ18mm:幅150、200、250、300、350、400、450、600mm
・厚さ24mm:幅300、350、400、450、600mm
仕上げ加工されたパイン集成材
天板や棚板としてそのまま使えるように、板の形状や木端(側面)を加工してある木材も、各種が用意されています。
片側の側面を丸く面取りしたR加工の板材です。棚板やカウンター天板に適しています。
3面をR加工したタイプです。机の天板や壁つけの棚板などに適したサイズがそろっています。
4面をR加工したタイプです。角形テーブルの天板として使えます。
R加工した円形のパイン集成材です。テーブルの天板、小さいサイズはイスの座面として使えます。
まとめ
無垢材を使った木工では、寸法のくるいや反りに泣かされることがしばしば。そうした心配がほとんどないパイン集成材は、初心者にこそ活用していただきたい木材です。木目が鮮明なので、ステイン塗料や木部用ワックス、オイルなどとの相性は良好です。カフェテーブルやテレビラックなど、すてきなインテリアづくりに挑戦してみましょう。
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