お庭の雑草対策特集

除草剤の種類について
除草剤には大きく分けて液体タイプと粒剤タイプがあります。なお、購入時には必ず各製品の効果や適用植物、用法を確認して、用途に適したものを選びましょう。
液体タイプ
- 液体タイプの多くは「茎葉処理型」に分類される除草剤です。このタイプは雑草の茎や葉から吸収されて作用します。特徴は成長した雑草を数日で枯らしてしまう即効性の高さです。
一方で、地面に落ちると効果がなくなるため、新しい雑草が生えてくるのを抑えるような持続性はありません。
土壌への影響が残らないため、樹木の近くで使えるほか、除草後の土地に植物を植えることができるなどのメリットがあります。
粒剤タイプ
- 粒剤タイプの多くは、「土壌処理型」に分類される除草剤です。このタイプは地面にまくと土の表面に薬剤の層を作り、それが根から吸収されて雑草を枯らすように作用します。
薬剤の層が残っている間は効果が持続し、数か月間に渡って新しい雑草が生えてくるのを抑えます。
すでに成長した雑草には効果が薄いので、まだ雑草が生えていない土地、草を刈り取った後の土地にまくのが一般的な使い方です。
除草剤は薬剤であるため法律で使用方法が規定され、「農耕地用除草剤」と「非農耕地用除草剤」に分類されています。
「農耕地用除草剤」は畑や田んぼ、果樹園などの農作地とその周辺で使用できる除草剤です。
一方の「非農耕地用除草剤」は農作地での使用が禁止されています。市民菜園や庭の菜園で使用した場合も法律違反となるので、分類を確認し、使用方法を守るように注意しましょう。